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キナ酸 キナさんquinic acid

翻訳|quinic acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

キナ酸
キナさん
quinic acid

C6H11O4COOH で表わされるカルボン酸。融点 162℃の結晶。キナ皮から発見されたが,コーヒーの種子,サトウダイコンの葉などにも存在する。また,クロロゲン酸の成分として広く植物に分布する。1,3,4,5-テトラヒドロキシシクロヘキサン-1-カルボン酸に相当する化合物で,ヘプトース誘導体の閉環によって生成する。またシキミ酸を経て芳香族化合物にいたる生合成過程で重要な役割を担っていると考えられている。

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栄養・生化学辞典の解説

キナ酸

 C7H12O6 (mw192.17).

 タバコやニンジンの葉に含まれる物質.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

キナさん【キナ酸 quinic acid】

キナ樹皮やコーヒー豆などに含まれている脂環族有機酸。高等植物に特有の物質で,植物体内では芳香族アミノ酸生合成の前駆物質として関与している。二酸化マンガンと硫酸で酸化すると,皮なめしに使われる黄色のキノンという物質に変化する。キナ酸はまた,土壌細菌やカビによって炭素源として利用される。【柳田 充弘】

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