キャタピラ

  • caterpillar

百科事典マイペディアの解説

無限軌道とも。鋼板を鎖のように無端環状に接続した履帯を,車輪の周囲に取り付けた走行装置。1904年に米国でトラクターに使用されたのが実用の最初とされる。車輪で履帯を動かして走るが,地面との接触面積が大きく,単位面積当りの荷重が小さくなり,粘着力は大きい。このため急坂路,湿地帯,凹凸路などを容易に通過できる。建設機械や戦車をはじめとする戦闘車両に多用されている。
→関連項目キャタピラー[会社]雪上車ブルドーザー

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世界大百科事典 第2版の解説

車両用走行装置の一種で,無限軌道または履帯ともいう。1801年イギリスのトマスジャーマンによって発明されたが,実用化されたのは1904年アメリカのホルト社が農耕用トラクターの走行装置として使用したのが最初といわれている。一般の車輪と比べて,軟弱な湿地,積雪地などの通過性にすぐれている反面,構造が複雑で重量も重くなりがちであり,一般に硬い路面では車輪に比べ2~3倍の回転抵抗を示すといった不利な特性がある。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (caterpillar 「毛虫」「いも虫」の意。元来は商標名) 車両の前後輪に、鋼板をつなぎ合わせたベルトをかけ、これを回転させながら走行する装置の、そのベルト。悪路、急坂でも走行可能なので、戦車、ブルドーザー、トラクター、雪上車などに利用される。無限軌道。〔現代術語辞典(1931)〕

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