精選版 日本国語大辞典 「キャロル」の意味・読み・例文・類語
キャロル
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…しかし,フランスの詩人・音楽家マショーによるポリフォニックな通作ミサ曲(ミサ通常文を一貫して多声部の楽曲に作出したもの。ミサ曲)をはじめとする諸作品があり,また俗語を歌詞とする宗教的な歌曲ラウダlauda(イタリア)やキャロルcarol(イギリス)なども隆盛に向かった。 15~16世紀は,ルネサンスの古典対位法の作曲技法の完成によって,ミサ曲やモテットなどの合唱ポリフォニーの作品が,比類のない芸術的な高みに達した時代である。…
…とくに,クリスマスが子どもを中心とする家族の祭りとなったことがこの時代の特徴である。クリスマス・ツリー,サンタ・クロース,クリスマス・カードが導入され,クリスマス・キャロルが復活し,クリスマス・プレゼントやクリスマス正餐(ディナー)が庶民の家庭に進出した。今日のクリスマスはこのときから始まった。…
…クリスマスの時期に歌われる宗教的な民謡を総称する。ただし,キャロルは英語の呼び方で,フランスではノエルnoël,ドイツではクリスマスのリートWeihnachtslied,スペインではビリャンシーコvillancicoと呼ばれる。どの国の場合も,親しみやすく明るい調子の曲が多い。…
…キリスト教権の強かった中世では,舞踏は異教的なもの,非宗教的なものとして,その音楽も記譜されることがなかったからである。しかし,トルバドゥールたちの出現とともに,一定の形式をもつ輪舞形態のエスタンピーやキャロルが誕生し,歌われたり楽器で奏されたりし始めた。やがて舞踏が宮廷生活に不可欠なものとなると,舞曲も目ざましい発展を遂げる。…
…古代の巫女の予言がこの手法によるなぞ掛けになっていたともいわれるが,近代では,献詩に用いたりすることが多い。《鏡の国のアリス》末尾の詩にアリス・リデルの名を読みこんだキャロルはその名手であった。行末の字でさらに仕掛けたものを〈ダブル・アクロスティック〉という。…
…イギリスのルイス・キャロルが書いた《不思議の国のアリスAlice’s Adventures in Wonderland》(1865)と《鏡の国のアリスThrough the Looking‐Glass》(1871)の2編の童話。前者では,白ウサギのあとを追ってウサギ穴に落ちた少女アリスが,地下の国で,身長の伸び縮みや,涙の池や,気違いティー・パーティなど,多くの冒険を味わい,気違い帽子屋やチェシャー猫など,かずかずの人物・動物に会う。…
…ルネサンスおよびそれに続くマニエリスムの時代には,シェークスピアやラブレーを頂点として,言語遊戯は黄金期を迎えた。合理主義・写実主義を奉ずる近代文学は言語遊戯を排したが,そのさなかの19世紀中葉のイギリスに,L.キャロルが子ども向けノンセンスの装いのもとに言語遊戯の天才を発揮し,〈マザーグース〉などに連綿と存続していた伝統を復活した。20世紀に入ると,ダダやシュルレアリスムが日常的言語の破壊を敢行し,現代文学の極点ともいうべきJ.ジョイスの《フィネガンズ・ウェークFinnegans Wake》(1939)にいたって,文学は巨大で神話的な言語遊戯そのものと化した感がある。…
…しかし18世紀を支配したJ.J.ルソーの教育説はたくさんの心酔者を出して,児童文学は型にはまり,C.ラムは姉メアリーとともにこの風潮に反抗して,《シェークスピア物語》(1807)などを書いたが,児童文学が自由な固有の世界となるには,ペローやグリム,アンデルセンの翻訳をまたなければならなかった。しばしば子どもたちの実態を小説に描いたC.ディケンズは《クリスマス・キャロル》を1843年にあらわし,E.リアは滑稽な5行詩による感覚的なノンセンスの楽しみを《ノンセンスの本》(1846)にまとめた。 空想の国へ子どもをさそうファンタジーは,C.キングズリーの《水の子》(1863)を経て,L.キャロルの《不思議の国のアリス(アリス物語)》(1865)でみごとな花をさかせた。…
…ナダールもパリのスタジオを訪れる名士たちのすぐれた肖像を撮っていたが,彼はほかにも気球の上から空中写真を撮るなどさまざまな撮影を試みた才人であった。また同じころに《不思議の国のアリス》の作者L.キャロルは少女たちの愛すべき写真の数々を残している。 このように肖像というものは当時の写真の主要な表現主題であったが,大衆の要求に応えた大量の肖像写真は,社会史的に見れば,人々が写真そのものと親しみを深める役を果たし,絵画とは違う写真の特性についての知識の普及に役立った。…
…童謡の富を吸収して,19世紀中葉にノンセンス文学のジャンルを確立したのは2人のイギリス人であった。リメリックと呼ばれる詩型の戯詩に漫画をつけて《ノンセンスの絵本》(1846)を出版したE.リア,および専門の論理学を遊戯的に応用してノンセンスの可能性を十二分に展開した《不思議の国のアリス》(1865),《鏡の国のアリス》(1871)の著者L.キャロルである。ドイツに奇才モルゲンシュテルンが現れたのも19世紀後半だった。…
…風刺やパロディが社会批判の役割をもった攻撃性の強い笑いだとすれば,こちらは比喩や言葉遊びに基づいて〈おかしみ〉を楽しむ要素がより強い。その種の愉快な伝承歌謡〈マザーグース〉をもつイギリスは,E.リアの《ノンセンスの絵本》(1846)やL.キャロルの《不思議の国のアリス》(1865。アリス物語)といった代表作を生み出した。…
※「キャロル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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