キリスト教社会党[ベネズエラ](読み)キリストきょうしゃかいとう[ベネズエラ](英語表記)Comite de Organizacion Politica Electoral Indepenndiente

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

キリスト教社会党[ベネズエラ]
キリストきょうしゃかいとう[ベネズエラ]
Comite de Organizacion Politica Electoral Indepenndiente

略称 COPEI。ベネズエラの穏健派政党。民主行動党と並び二大政党の一角を占める。 1946年,親キリスト教的立場をとる穏健保守派によって結成されたが,党内には右翼から極左系まで幅広い勢力をかかえる。 68年,78年と政権を獲得。 88年大統領選挙の候補選定をめぐり党内は分裂し,大統領選挙にも敗れる。そのしこりから,創設者で 69~74年に大統領職にあったラファエル・カルデラ・ロドリゲスが離党,93年 12月の大統領選挙には国民連合から出馬し勝利を収めた。カルデラ当選により,58年以来続いていた COPEIと民主行動党の二大政党制が崩壊した。 98年 12月の大統領選挙では民主行動党との統一候補エンリケ・サラス元カラボボ州知事を擁立するが,新興勢力の第5共和国運動に敗れた。さらに同年 11月の総選挙でも下院で前回の 54議席から 27議席へと勢力を半減させた。

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