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キレンジャク Bombycilla garrulus; Bohemian waxwing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

キレンジャク
Bombycilla garrulus; Bohemian waxwing

スズメ目レンジャク科。全長 20cm。黒い尾羽の先端部が鮮黄色で目立ち,名を示している。全体にずんぐりしており,冠羽(→羽冠),頭部,背,胸と腹はぶどう色を帯びたごく淡い褐色である。腰から上尾筒は青みを帯びたごく淡い褐色で,喉の中央部と過眼線は黒い。は全体として黒く,初列雨覆の先は白色,初列風切の先は黄色である。次列風切の先端に羽軸だけの赤い小突起がある。翼を閉じるとそれがまとまり,手紙などの封印として使う赤い封ろう(ワックス)のように見えることから英名がつけられた。北半球の高緯度地域の森林に広く繁殖分布し,ヨーロッパアジア北アメリカの中緯度地域に渡って越冬する。日本には,毎年冬鳥(→渡り鳥)として渡来するが,年により渡来場所や数に大きな変化がある。低山から平地の林や都会の林,公園,庭などに群れになって見られ,ヤドリギキヅタ,ツタなどの実のほか,地上に降りてジャノヒゲの実なども好んで食べる。人おじしないことと,姿,羽色が美しいので親しまれている。同じレンジャク科に,体つきがそっくりだが,尾羽,風切,大雨覆それぞれの先端が紅色のヒレンジャクがいる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

キレンジャク
きれんじゃく / 黄連雀
waxwingBohemian waxwing
[学]Bombycilla garrulus

鳥綱スズメ目レンジャク科の鳥。全長19.5センチメートル。頭に冠羽があり、全身ほぼぶどう灰褐色で、過眼線は黒色。尾の先が鮮黄色なのと、群性が強いことが和名の由来である。ユーラシア、北アメリカに分布し、冬鳥として日本全国に渡来するが、年によって数に差が多い。冬にはヤドリギをはじめ木の実を主食にしており、人家の庭先にも群れでやってくることが多い。[柳澤紀夫]

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世界大百科事典内のキレンジャクの言及

【レンジャク(連雀)】より

…ヨーロッパ,アジア,北アメリカに3種が分布する。 キレンジャクBombycilla garrulus(英名bohemian waxwing)(イラスト)は全長約20cm,全身がブドウ色を帯びた灰褐色をしていて,のどと過眼線が黒く,下尾筒は栗色である。翼は黒く,白色と黄色の斑があり,黒い尾の先端が名のように鮮やかな黄色をしている。…

※「キレンジャク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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