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ギロチン guillotine

翻訳|guillotine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ギロチン
guillotine

金属製の大刃をもつ斬首方式による死刑執行の用具をいう。当初,ルイゼットとかルイゾンと呼ばれていたが,創案者とされたフランスの医師 J.ギヨタンの名前にちなんで現名のように呼ばれるようになった。フランス革命遂行期に王侯貴族など反市民的階層の人々に対して用いられ,その濫用から人民裁判のもつ恐怖の象徴として使用される用語となった。しかし,本来は,フランス革命を象徴する人道主義・平等主義的背景のもとで合理化されていた。 1792年以来ギロチンによる処刑が行われていたが,1981年9月フランス国民議会は死刑廃止法案を可決し,190年余に及ぶギロチンによる処刑は廃止された。

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デジタル大辞泉の解説

ギロチン(〈フランス〉guillotine)

斜状の刃をもつ斧(おの)を落下させ、受刑者の首を切断する死刑執行具。フランス革命で盛んに用いられ、恐怖政治の象徴となった。提唱者の医師ギヨタン(J.I.Guillotin)の名にちなむ。断頭台ギヨチン

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百科事典マイペディアの解説

ギロチン

断頭台。創案者Guillotinの名をとって呼ばれる。斬首のための刑具で,フランス革命のときしきりに用いられたので有名。二つの柱とそれをささえる厚い板からできており,この板の上に横たわった死刑囚の上から,綱で結びつけられた三角形の刃物が落とされて,首に当たる。
→関連項目刑具

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とっさの日本語便利帳の解説

ギロチン

ジョゼフ・イニャス・ギヨタン(Joseph Ignace Guillotin。一七三八~一八一四)▼フランス革命時代に国民議会議員であった内科医。当時、断頭台で処刑されるのは高貴な身分の者だけで、一般の犯罪人は切れ味の鈍い刀剣によって処刑されていたため、人道的理由から断頭台による処刑法を提案。この提案は一七九一年に採用され、断頭台は彼にちなんで「ギロチン」と命名された。しかし、ギロチンを発明したのは同僚アントワーヌ・ルイ医師(一七二三~九二)。

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デジタル大辞泉プラスの解説

ギロチン

ベルギー、ヒューグ醸造所で製造されるビール。アベイタイプ、アルコール度数は約8.5%。ラベルにギロチン台が描かれる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ギロチン【guillotine】

1789年,パリ大学の解剖学教授で,フランスの憲法制定国民議会議員となったギヨタンJoseph Ignace Guillotin(1738‐1814)により改良考案された斬首装置。ギヨチンともいい,断頭台と訳す。この種の機械は以前からヨーロッパ各地にあったが,92年3月20日,立法議会により死刑執行の装置として正式に採用され,同年4月25日,グレーブ広場(現在のパリ市庁舎前の広場)で強盗殺人犯の処刑の際に初めて使用された。

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大辞林 第三版の解説

ギロチン【guillotine】

〔フランス革命の際、使用を提案した医師ギヨタン(J. I. Guillotin)の名による〕
二本の柱の間につるした刃を落として、首を切る死刑執行具。フランスでは1981年まで使用。断首台。断頭台。ギヨチン。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ギロチン
ぎろちん
Guillotineフランス語

フランス革命以来、死刑に使用された断頭台。正しくはギヨチーヌと発音され、古くから南フランスやイタリアで用いられていたのを、憲法制定議会議員となった医者のギヨタンJoseph Ignace Guillotin(1738―1814)が、刑死者の苦痛を軽減するために、その採用を提案したことから、この名でよばれることとなった。彼が発明者であったとするのは誤りである。重く、かつ鋭利な刃が一瞬のうちに落下して死をもたらすので、事実、苦痛が軽いことに加えて、処刑に要する時間も短く、この後者の理由が、恐怖政治の激化とともにその「能率性」を買われて、人数をこなすのに活用されて恐れられ、恐怖政治のシンボルとなった。1981年に廃止。[樋口謹一]

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