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クセナキス クセナキス Xenakis, Yannis(Iannis)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クセナキス
クセナキス
Xenakis, Yannis(Iannis)

[生]1922.5.29. ブライラ
[没]2001.2.4. パリ
ルーマニア生れ,ギリシア系のフランスの作曲家,建築家,数学者。第2次世界大戦中はギリシアのレジスタンスに参加し,アテネ工科大学で建築学を学ぶ。卒業後の 1947年パリに亡命,ル・コルビュジエの建築事務所に入る。

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デジタル大辞泉の解説

クセナキス(Iannis Xenakis)

[1922~2001]ギリシャの作曲家。ルーマニア生まれ。レジスタンス運動に参加し、のちパリに亡命。数学を音楽作品に取り入れ、コンピューターを用いた「推計音楽」を提唱、斬新な作品を発表した。建築家としてル=コルビュジェの下で働いていたこともある。作「メタスタシス」「ポリトープ」「ピソプラクタ」など。

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百科事典マイペディアの解説

クセナキス

ルーマニア生れのギリシア人作曲家,建築家。10歳でギリシアに帰国しアテネ工科大学で建築学と数学を学ぶ一方,音楽の勉強を続ける。第2次大戦中は対独レジスタンスに身を投じ,戦後も軍事政権との闘いに参加。

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ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)の解説

クセナキス

ルーマニア出身のギリシア系の作曲家。主にパリで活動した。アテネ工科学校を卒業している。和声と対位法はクンドゥロフに師事した。ドイツイタリアイギリス相次いで占領される中、抵抗運動に身を投じたクセ ...続き

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世界大百科事典 第2版の解説

クセナキス【Iannis Xenakis】

1922‐
ルーマニア生れのギリシア人作曲家。第2次世界大戦中の抵抗運動のため祖国を追われ,1947年以来パリに定住し,フランス国籍を獲得。H.シェルヘンの支援を受け,アテネ工科大学で音楽と建築学を学び,そこで得た数学の知識を音楽に応用する試みを行う。ル・コルビュジエの下での建築の構造計算の仕事は,やがて《ポリトープ》(1967年,モントリオール。1972年,クリュニー)という光と建築と音楽の総合をはかる作品として結実。

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大辞林 第三版の解説

クセナキス【Iannis Xenakis】

1922~2001) ギリシャの作曲家。ルーマニア生まれ。のち、パリへ亡命。ル=コルビュジエの助手として建築にも携わる。コンピューターを利用した統計的分布に基づく曲を作曲。代表作「メタスタシス」「ポリトープ」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クセナキス
くせなきす
Iannis Xenakis
(1922―2001)

ルーマニア生まれのギリシア人作曲家。音楽の勉強と並行してアテネ工科大学で建築学を学んだ。第二次世界大戦中は地下組織に身を投じて対独抵抗運動に参加。大戦後も反独裁政府抵抗運動を行い、そのため死刑を宣告されたが、1947年パリに亡命し、65年にはフランスに帰化。1948年からル・コルビュジエのもとで建築設計を担当するかたわら、オネゲルミヨーメシアンに音楽を学ぶ。55年初演の『メタスタシス』、57年初演の『ピソプラクタ』以降、一貫してコンピュータを利用した作曲活動を続け、確率分布の法則、蓋然(がいぜん)性理論を音楽に導入した作曲家として広く知られている。ミクロ的には偶然的にみえてもマクロ的にみれば統御されているような構造を音楽に適用した。カオス(混沌(こんとん))と秩序の厳密な階層構造を特徴とする。表面的にはリゲティらの音群技法とも似ているが、クセナキスの場合、音の密度の濃淡、音域の計算などから、巨大な音の壁を聴くようなところがある。80年代にはデジタル・コンピュータを用いた音楽教育、作曲プログラムの開発などにも従事した。代表曲に『エオンタ』(1964)、『ポリトープ』(1967)、『ノモス・ガンマ』(1969)、『ペルセポリス』(1971)などがある。97年(平成9)京都賞受賞。著書に『形成化された音楽』Musiques formelles(1963。英訳『Formalized Music』1971)、『Musique. Architecture』(1971。邦訳『音楽と建築』)がある。[細川周平]
『高橋悠治訳『音楽と建築』(1975・全音楽譜出版社) ▽オリヴィエ・ルフォー・ダロンヌ著、高橋悠治訳『クセナキスのポリトープ』(1978・朝日出版社) ▽武満徹著『すべての因習から逃れるために――武満徹対談集』(1987・音楽之友社) ▽武満徹著『歌の翼、言葉の杖――武満徹対談集』(1993・ティビーエス・ブリタニカ) ▽Iannis Xenakis:Formalized Music;Thought and Mathematics in Composition(2001, Pendragon Press)』
「高橋悠治指揮、新日本フィルハーモニー管弦楽団演奏『高橋悠治リアルタイム3 クセナキス・マセダ』(1992・フォンテック) ▽クロード・エルフェ、アルディッティ弦楽四重奏団演奏『弦楽とピアノのための室内楽曲集』CD2枚組(1995・ポリグラムIMS) ▽アルトゥーロ・タマヨ指揮、ルクセンブルク・フィルハーモニック演奏『管弦楽作品全集1・2』(2002・東京エムプラス)」

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世界大百科事典内のクセナキスの言及

【コンピューターミュージック】より

…前者の方向はアメリカのヒラーL.A.Hillerなどによって追求され,アイザクソンL.M.Isaacsonと共作した弦楽四重奏のための《イリアック組曲》(1957)などが作られたが,音楽的に評価されるものはあまりない。後者の方向を積極的に追求したのはクセナキスである。彼は当初より数学的な形式モデルに基づく作曲を行っていたが,音の分布状態等を推測統計学を応用して確率論的に決定する方法を採るようになると,その計算のためにコンピューターを導入した。…

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