クラック(英語表記)crack

翻訳|crack

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クラック
crack

コカインを精製した高純度の麻薬。「クラック」とは「破裂する」の意だが,コカインの粉末を水に溶かして熱すると白い固形物になり,それを燃やすと破裂することから「クラック」の名がついた。タバコのように気化させて吸引すると数秒で陶酔状態になり,数分で回復するもののまたすぐ吸いたくなり,中毒症状に陥る。純度が高く,簡単につくれ廉価であるために,ニューヨークの青少年層を中心に大流行,犯罪の引金になるとして問題になっている。

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デジタル大辞泉の解説

クラック(crack)

壁や岩壁などの、裂け目や狭い割れ目。
コンピューターやネットワークシステムに不正にアクセスし、データを盗んだり破壊したりすること。クラッキングすること。「パスワードクラック」→クラッキング2

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百科事典マイペディアの解説

クラック

コカインの粉末に脱臭剤と水を加えて熱してできた白い固形物の麻薬。火であぶり,その煙を吸うなどの方法によって,米国を中心に乱用されている。燃やすとパチパチと音を立てることから,こうした音を意味する英語のcrackという名がつけられた。 覚醒剤や普通のコカインに比べて,薬理作用が強烈で即効性があり,吸煙後10数秒くらいで,中枢神経を興奮させる作用が急激に現れて陶酔状態になる。しかし,作用の持続力は5〜20分と短く,その後に強い不快感におそわれて,再び吸いたくなるため,短期間で薬物依存症になりやすい。乱用を続けると,幻覚,妄想が現れるほか,一度に大量を使用すると呼吸困難を引き起こして死亡することがある。 日本では,1991年4月に成田空港(新東京国際空港)で最初のクラックが摘発された。国際的な密売組織の影響を防ぐために,警視庁は〈コカイン情報センター〉を設置した。警察署の生活安全課では,薬物乱用者やその家族や友人の相談にも応じている。

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大辞林 第三版の解説

クラック【crack】

壁・天井・岩壁などにできる、割れ目・裂け目。
コカインを精製した麻薬。

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精選版 日本国語大辞典の解説

クラック

〘名〙 (crack もと、ぱちっ、ぴしっなど、鋭い音の意) 壁、天井、岩壁などにできる割れ目。〔登山技術(1939)〕

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