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クルス Cruz, Agostinho da

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クルス
Cruz, Agostinho da

[生]1540. ポンテダバルカ
[没]1619. セトゥバル
ポルトガルの詩人。本名 Agostinho Pimenta。詩人 D.ベルナルデスの弟。 20歳のときにカプチン修道会に入り,40年間をシントラのサンタ・クルス・ダ・セーラ修道院で過し,65歳のときにアラービダの隠者生活に入り,さらに 14年を経てこの世を去った。当時の代表的詩人の一人で,禁欲的神秘的な抒情詩を残した。その作品集は 1918年に刊行された。

クルス
Cruz Cano y Olmedilla, Ramón de la

[生]1731
[没]1794
スペインの劇作家。下層階級の生態を精彩ある会話で綴った,サイネーテと呼ばれる一種の狂言で大成功を収めた。代表作は『マノロ』 Manolo (1769) 。

クルス
Cruz, Sor Juana Inés de la

[生]1651.11.12. サンミゲルネパントラ
[没]1695.4.17. サンヘロニモ
植民地時代のメキシコの女流詩人。「詩神」と呼ばれ,流麗な詩や宗教劇を多く残した。作品は『霊泉』 Inundación castálida (1689) をはじめ著作集全3巻に収録。

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デジタル大辞泉の解説

クルス(〈ポルトガル〉cruz)

十字。十字架。十字架像。

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百科事典マイペディアの解説

クルス

植民期メキシコの修道女女官として副王夫妻に仕えた後,修道生活に入る。幼少の頃から文学にめざめ,ゴンゴラおよびカルデロン・デ・ラ・バルカの影響の下,極めて技巧的・理知的な作品を残した。

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世界大百科事典 第2版の解説

クルス【Juana Inés de la Cruz】

1651‐95
メキシコの修道女で,南・北アメリカで最初の傑出した詩人と評される。8歳で最初の詩を書き,18歳でカルメル会に入り,以後24年間約4000冊の蔵書とさまざまな実験器具に囲まれての,修道女としてはきわめて特異な環境の中で神学や哲学に題材を得た作品を書いた。またその博識は,副王や司教からも助言を求められるほどであった。1693年に私財いっさいを売り払って貧民の救済に当て,最後は疫病患者の看護に従事しながら自らも罹病して死去した。

クルス【Osvaldo Cruz】

1872‐1917
ブラジルの細菌学者。医者の家庭に生まれ,1892年リオ・デ・ジャネイロの医科大学を卒業し,96年から99年までパリ,パストゥール研究所などで学んだ。帰国当時リオには黄熱病が蔓延していた。1900年に同年開設された血清およびワクチンの実験的研究所(現在のO.クルス研究所)に入所し,02年所長。同時にリオの公衆衛生局局長に任命され,リオの黄熱病撲滅に取り組み,07年目的を達した。【住田 育法】

クルス【Ramón de la Cruz Cano y Olmedilla】

1731‐94
スペインの劇作家。ルエダのパーソpasoやセルバンテスのエントレメスentremésなどの流れをくむ短い笑劇サイネーテsaineteの作者として成功,約400の作品がある。当時の民衆の生活や風俗の描写にすぐれている点では,同時代人の画家ゴヤの作品と並び高く評価され,特に,18世紀後半のマドリードを知るうえでの資料としての価値が大きいとされるが,文学的な評価は高くない。このサイネーテは,新古典主義者たちからは卑俗であるとして強い非難をあびたが,新古典主義が〈黄金世紀〉の国民演劇を否定しフランス風の演劇を導入しようとしたのに対し,伝統的な民衆劇であったことに意味があり,また,それゆえに民衆の大きな支持を得たといえる。

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世界大百科事典内のクルスの言及

【スペイン演劇】より

…【乾 英一】。。…

※「クルス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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