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クロロプレンゴム chloroprene rubber

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クロロプレンゴム
chloroprene rubber

クロロプレンをゴム状重合して製造される合成ゴム。合成ゴムのなかで最も初期に開発されたものの一つ。一般に耐酸,耐熱,耐候,耐老化などの環境抵抗性を有するが,重合可能なモノマー (単量体) との共重合などによる変性により,金属酸化物により架橋された高強度・高弾性の硫黄変性型,加工性のすぐれた非硫黄型,接着剤などの用途向きの高結晶化型などの区別がある。耐油ホース,工業用被覆材,特殊手袋,電線被覆など各方面に利用されている。

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百科事典マイペディアの解説

クロロプレンゴム

クロロプレンの重合によって得られる合成ゴム。略称CR。1931年米国デュポン社が開発し,製造を始めた。商品名ネオプレン。耐候性,耐熱性,耐油性,耐薬品性は天然ゴムよりすぐれ,加工も容易。
→関連項目合成ゴム接着剤ネオプレンラテックス

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世界大百科事典 第2版の解説

クロロプレンゴム【chloroprene rubber】

略称CR。クロロプレンを重合させて得られる合成ゴム。1931年にデュポン社が初めて製造,販売を開始した。当初,デュプレンDupreneという名称であったが,36年にネオプレンNeopreneと改名され今日にいたっている。現在ではデュポン社以外でも製造されるようになったが,その歴史の長さと知名度からネオプレンはクロロプレンゴムの代名詞のように用いられることも多い。太平洋戦争中,アメリカにおいてはGovernment Synthetic Rubber Programにより軍需用にGR‐Mの名称で量産された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クロロプレンゴム
くろろぷれんごむ
chloroprene rubber

合成ゴムの一種。クロロプレンを原料として過硫酸カリウムなどのラジカル開始剤を用いた乳化重合によって製造され、トランス-1,4結合80%以上を含むポリクロロプレンからなる。ASTM(アメリカ材料試験協会)の規格による略称はCR。重合のとき分子量調節剤として硫黄(いおう)を加える硫黄変性タイプとメルカプタンを加える非硫黄変性タイプがある。酸化マグネシウムや酸化亜鉛(亜鉛華)などの金属酸化物によって加硫し、ゴム製品とする。歴史的に古く、1931年にアメリカのデュポン社で工業化され、商品名ネオプレンが一般に知られている。天然ゴムやSBR(スチレン・ブタジエンゴム)などの汎用(はんよう)ゴムでは得がたい特性をもった準汎用特殊ゴムである。塩素を含むので比重が大きく、トランス-1,4結合が多いため結晶化しやすい。反発弾性などの機械的性質、耐候性、耐オゾン性、耐熱老化性、耐油性、耐薬品性などが優れ、難燃性であり、ゴム糊(のり)としたときの接着力が強い。電線被覆、耐油性のホースやベルト、窓ガラスのシール材、自動車や産業用の成型部品、および接着剤などの用途がある。[福田和吉]

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