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ケショウヤナギ

百科事典マイペディアの解説

ケショウヤナギ

北海道,本州上高地),東アジアの深山河畔にはえるヤナギ科の落葉高木。若い枝は晩秋から春にかけて紅色を帯び,しばしば白粉におおわれるのでこの名がある。葉は狭長楕円形で両端がとがり,やや厚く,縁には鋸歯(きょし)がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ケショウヤナギ
けしょうやなぎ / 化粧柳
[学]Chosenia arbutifolia Skvorts.

ヤナギ科の落葉高木。冬芽の鱗片(りんぺん)は腹側で重なり合う。葉は互生し、長楕円(ちょうだえん)状披針(ひしん)形、長さ5~8センチメートル、両端はとがり、縁(へり)に微鋸歯(きょし)があるか全縁、毛はなく粉白色を帯びる。雌雄異株。初夏、葉とともに長さ2~5センチメートルの花穂を下垂する。花に腺体(せんたい)を欠き、受粉は風媒。雄花の雄しべは5本。雌しべの子房は短柄があり、2個の離生する花柱上部は包葉とともに脱落する。小枝や葉は無毛で白ろう質を帯び、化粧柳の名もこれによる。ごくまれにオオバヤナギ型の腺体のある奇型的な雌花がみいだされ、両者の密接な関係を示している。北海道と長野県上高地の梓(あずさ)川沿岸に生え、東シベリア、朝鮮半島北部に分布する。[菅谷貞男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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