ゲルハルト(Eduard Gerhard)(読み)げるはると(英語表記)Eduard Gerhard

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ゲルハルト(Eduard Gerhard)
げるはると
Eduard Gerhard
(1795―1867)

ドイツの考古学者。古代史家ベックの門下生で、同じ古代史家のニーブールに招かれてローマにくる。エトルクスの十二大都市の一つブルチで1828年に発見されたおびただしいギリシア陶器を研究して、『ブルチ報告書』を刊行。ローマに「考古学通信院」を設立し、ベルリン博物館設立にも加わる。『考古学綱要』などの著書古典考古学の基礎理論を確立した。

[江谷 寛]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android