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ハンガリー生れの指揮者。ウィーン音楽院に学び,初めバイオリン奏者として活動,1878年ライプチヒでオペラ指揮者となり,89年ボストン交響楽団の常任指揮者に就任,以後ゲバントハウス管弦楽団,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団等の一流オーケストラの指揮者を歴任した。主観的恣意を排除して近代指揮芸術を確立した功績はきわめて大きい。わずかながら録音が残されている。
執筆者:大木 正興
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ハンガリー出身のドイツの指揮者。ウィーン音楽院でバイオリンを学び、ウィーン宮廷歌劇場管弦楽団に入る。1878年指揮者に転じ、78~88年ライプツィヒ市立劇場指揮者。ボストン交響楽団、ブダペスト歌劇場を歴任して、95年以来亡くなるまでライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団とベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者を兼任、「ドイツを代表する指揮者」との名声を確立。ハンス・フォン・ビューローから引き継いだ創立まもないベルリン・フィルは、ニキシュ時代に世界的な楽団へと育っていったのである。ニキシュの指揮は、楽譜の背後にあるもの、いわば音楽の性格をくっきり描き出そうとするもので、彼に続く世代のドイツの指揮者に大きな影響を及ぼした。
[岩井宏之]
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