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コチ

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百科事典マイペディアの解説

コチ

コチ科の魚の総称,またはその1種。分類が異なるネズッポなどもコチと称されることがある。マゴチ,ホンゴチの別名もあるコチは全長60cmに達し,体は縦扁し,頭は特に平たい。
→関連項目底魚

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栄養・生化学辞典の解説

コチ

 マゴチ[Platycephalus sp.1],メゴチ[Suggrundus meerdervoorti]などの海産魚.食用にする.

出典|朝倉書店
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食の医学館の解説

こち【コチ】

《栄養と働き&調理のポイント
 頭も体も上下から押しつぶしたように幅広く、偏平な形の白身魚。骨がかたいので、「こつ」(骨)→「こち」になったという説があります。
 オニゴチメゴチアカゴチなどの種類がありますが、総称してコチと呼びます。呼び名は地方によって異なり、東京ではマゴチ、長崎ではゼニゴチ、四国ではムギメ、沖縄ではクロヌイユと呼びます。
 全長は40cmほど。50cm以上はほとんどがメスで、オスが性転換してこの大きさになります。
○栄養成分としての働き
 コチはたんぱく質が多く、低脂肪。ダイエット中の人に適した魚です。ビタミンB2は、炭水化物、脂質、たんぱく質をエネルギーにかえる働きがあります。そのため、疲れや夏バテに効果があり、細胞の再生を助け、皮膚や髪、爪をつくるサポートをします。
 ナイアシンは、糖質、脂質、たんぱく質の代謝に欠かせないビタミンで、皮膚を健康に保つのに必要です。不足すると日焼けしたように、皮膚が赤くなったりします。
 肉の味は淡泊で、フグ刺しのように薄づくりにして、薬味とぽん酢で食べるとおいしくいただけます。
 またてんぷら、煮もの、焼き魚に。旬(しゅん)は夏。体につやがあり、かたく、腹のしっかりした弾力性のあるものを選ぶのがいいでしょう。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コチ
コチ

マゴチ」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コチ
こち / 鯒
flathead

硬骨魚綱スズキ目コチ科の魚類の総称、またはそのなかの2種。
 太平洋やインド洋の熱帯から温帯にかけて分布し、多くは300メートル以浅の砂泥底にすむが、サンゴ礁域や河口近くにもいることがある。日本では北海道南部以南から21種が知られるが、南方ほど種類が多い。コチ科Platycephalidaeの魚類は、体が著しく扁平(へんぺい)で、頭が大きくて骨板に包まれ、多くの棘(きょく)状の突起または隆起線がある。名は「(こつ)」または「骨(こつ)」に由来するといわれる。普通、体を砂中に潜めて目だけを出し、周りの色彩に体色を似せるので見分けにくい。餌(えさ)は底生の小魚や小エビ・カニ類などで、それらが近寄ると大きな口でひと飲みにする。
 コチ類の多くの種は、一生のうちに性転換をする。成長過程の初期には精巣だけ発達して雄となり、その後は卵巣が発達して雌雄同体となり、最後に卵巣だけが成熟して雌となる。
 従来コチの和名でよばれていたものは、近年の研究で2種が混在していることが判明した。1種をマゴチ(クロゴチ)、もう1種をヨシノゴチ(シロゴチ)とよんで区別しているが、学名はまだ与えられていない(2013)。両種とも頭部が著しく縦扁(じゅうへん)し、頭部の隆起縁の棘(とげ)が弱いこと、目が小さく、両眼の間隔が広いことで特徴づけられ、本科の他種と容易に区別できる。[落合 明・尼岡邦夫]

料理

南日本、とくに瀬戸内海に多くいるので、主として関西から西の地方でよく食べられている。白身で味がたいへん淡泊である。夏に味がよいが、年じゅう食べられる。冬はとくに鍋物(なべもの)の材料としてぶつ切りにしたものが使われる。生きのよいものは、刺身、洗いになる。てんぷら、煮つけにもよい。火が通ると身が外れやすくなる。南ヨーロッパではブイヤベースの材料として欠かせない魚である。[河野友美・大滝 緑]

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