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コロボックル Korobokgur

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コロボックル
Korobokgur

コロポックルともいう。アイヌの伝説に現れる矮小民族。アイヌ語で「ふきの葉の下の人」の意で,雨が降ると1本のふきの葉の下に何人かが集ることができるほど小さかったという。伝説によれば,アイヌ以前に先住していた民族で,初めアイヌと平和に交際していたが,のち争いを起して北方に去った。北海道各地に残る竪穴は彼らの住居跡で,石器や土器を使用していた,とされる。明治年間,人類学者坪井正五郎は,このコロボックルを日本全土の先住民とみて,縄文文化のにない手であるとし,かなり論争を呼んだが,現在,その説は否定されている。

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百科事典マイペディアの解説

コロボックル

北海道アイヌの伝説に出てくる小人で,〈フキの下の人〉の意。竪穴の住居に住み,漁に巧みで,アイヌに友好的な人びとという。坪井正五郎は日本の石器時代人はコロボックルであるという説を唱え(1887年),鳥居竜蔵,小金井良精らと論争した(コロボックル論争)。

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世界大百科事典 第2版の解説

コロボックル【Korobokkur】

北海道のアイヌの説話に登場する小人。コロポックル,コロポクグルともいい,サハリン(樺太)のトンチトンチも同類とみられる。コロボックルはKor‐pok‐un‐kur(〈フキの下にいる人〉の意)の縮約形で,フキの葉の下に2~3人が入れるほど体が小さいことからつけられた名といい,また屋根をフキでふいた家に住むからともいう。各地の伝承を総合すると,コロボックルは北海道の原住民で,竪穴(たてあな)の住居に住み,小柄ではあるが漁猟が巧みで,アイヌには友好的な民族であった。

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