ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「ゴマフアザラシ」の解説
ゴマフアザラシ
Phoca largha; Larga seal
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哺乳(ほにゅう)綱鰭脚(ききゃく)目アザラシ科の動物。ゴマフアザラシ属の1種で、海氷上で繁殖する。ベーリング海、オホーツク海に分布し、種々の魚や軟体動物を食べる。本種は、北太平洋、北大西洋に広く分布し陸岸で繁殖するゼニガタアザラシとは近縁で、かつては亜種関係と思われていたが、近年両者の繁殖上の隔離が確認され、海氷繁殖種をゴマフアザラシとして独立種とした。体長1.8メートルの中形種。背部の灰褐色の地色にゴマをまいたような小斑(しょうはん)があり、名前の由来となっている。新生子は白色の新生子毛をもつ。
[内藤靖彦]
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…南半球では種分化を促す陸地の障壁が北半球ほど複雑でないため種類が少ない。北半球では,北太平洋にクラカケアザラシ(イラスト),アゴヒゲアザラシ,ゴマフアザラシ(イラスト)の3種,北大西洋にハイイロアザラシ(イラスト),ズキンアザラシ,タテゴトアザラシ(イラスト)の3種,両方にワモンアザラシ(イラスト),ゼニガタアザラシ(イラスト)の2種が分布する。北半球の低緯度地方にはモンクアザラシ類3種とキタゾウアザラシが分布し,カスピ海やバイカル湖にもワモンアザラシ類2種が分布する。…
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