ゴール(英語表記)goal

翻訳|goal

デジタル大辞泉 「ゴール」の意味・読み・例文・類語

ゴール(goal)

[名](スル)
競技決勝線決勝点。「ゴール直前のデッドヒート」「ゴールに達する」
ラグビー・サッカー・ホッケーなどで、ボールを入れると得点になる枠。また、そこにボールを入れて得点すること。「ペナルティーゴール
努力などの目標点。最終目的。「入学というゴールを目ざしてがんばる」
ゴールイン」の略。「2着でゴールする」
[類語]終点最果て極地

ゴール(Galle)

スリランカ南部の都市。コロンボの南東約120キロメートルに位置し、インド洋に面する。古くから港が開かれ、アラブ人が貿易の拠点を置いた。16世紀末にポルトガルが砦を築き、17世紀半ばにオランダ支配下に置かれ、堅固な城壁に囲まれた城塞都市となった。植民地時代の街並みが残り、1988年に「ゴールの旧市街と要塞」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。ガッラ

ゴール(Gaul/〈フランス〉Gaule)

ガリア

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ゴール」の意味・読み・例文・類語

ゴール

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] goal )
  2. 競走などで着順が決まる最後の地点または線。決勝点。比喩的に、最終の目的の意にも用いる。
    1. [初出の実例]「蹉躓(さてつ)をせぬやうにして、而して我(わが)ゴウル〔目的〕に達するのが、もと世を渡るの定道じゃアないか」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一七)
    2. 「はやゴール直前で白い息を吐いてゐる先頭の馬に並び」(出典:競馬(1946)〈織田作之助〉)
  3. サッカー、ホッケー、バスケットボール、水球競技などで、ボールがそこに入ると得点になる枠。また、その得点をすること。
    1. [初出の実例]「青塗りの、バスケット・ボールのゴールのボールドが半分見え」(出典:春の城(1952)〈阿川弘之〉二)
  4. ラグビーで、ゴールキックやドロップキックでボールがクロス‐バーを越え得点すること。
  5. ゴールイン」の略。

ゴール

  1. ( Gaul, [フランス語] Gaule ) =ガリア

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゴール」の意味・わかりやすい解説

ゴール
ごーる
Galle

スリランカ南西岸、インド洋に臨む港市。シンハラ語ではガレとよぶ。コロンボの南約100キロメートルに位置する。人口9万0934(2001)。9世紀ごろから港町として栄え、1598年ポルトガルが支配し、1643年にはオランダが奪取して要塞(ようさい)をつくるなど、セイロン島第一の港湾都市であったが、のちコロンボにその地位を譲った。沿岸漁業は南西季節風が卓越する6~8月には風浪のため低調で、付近の漁民は東岸のバティカロア方面に移る。セメント工場があるほか海水浴場など観光資源に富む。コロンボ―マタラ間の鉄道が通じる。旧市街と要塞は1988年に世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。

[吉野正敏]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ゴール」の意味・わかりやすい解説

ゴール

スリランカ南西端,インド洋岸の港湾都市。ガルとも。茶,ゴム,ヤシ油の輸出港である。16世紀にポルトガル領となり,1640年オランダ領,1802年英領。コロンボ港建設(1885年)後衰退。古い仏教寺院が多く,旧市街と要塞群は1988年世界文化遺産に登録された。9万5000人(2007)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゴール」の意味・わかりやすい解説

ゴール
Gall

[生]1840頃.サウスダコタ
[没]1894.12.5. サウスダコタ,オーククリーク
アメリカインディアン,スー族族長。 1876年6月 25日リトルビッグホーンの戦いを指揮し,G.カスター中佐を戦死させたが,81年以降白人と友好を保ち,インディアンの犯罪に関するインディアン監督官裁判所の判事となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のゴールの言及

【ガリア】より

…古代ローマ人が〈ガリGalliの居住地〉に与えた名称で,ガリとは,ギリシア人がケルタイと呼んだケルト人のことである。フランス語,英語ではゴールGaule,Gaul。地理的にはライン川,アルプス,地中海,ピレネー山脈,大西洋に囲まれた地域。…

【ラグビー】より


[競技場および用具]
 以下,[ラグビーの用語]まではいずれも,アマチュア・ラグビー(ユニオンラグビー)に関して記述する。 競技場は縦144m以内,横70m以内の長方形に地面を区画して,図のように,ゴールライン,ハーフウェーライン,22メートルライン,デッドボールライン,10メートルライン,5メートルラインおよびタッチラインの各線をもって区画する。ゴールポストはゴールライン中央に,5.6mの間隔をおいて,高さ3.4m以上の2本の棒柱を立て,地面から3mのところに横木(クロスバー)を渡す。…

※「ゴール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android