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サウンドスケープ サウンドスケープ soundscape

翻訳|soundscape

5件 の用語解説(サウンドスケープの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サウンドスケープ
サウンドスケープ
soundscape

作曲家 M.シェーファーが提唱する概念で,「音の風景」を意味する造語。騒音などの人工音,風や水などの自然の音をはじめ,社会を取囲むさまざまな音環境の総体をさす。それは地域や時代,季節,時間などによって変化し,どのように人に聞こえるかは,その場合によってそれぞれ異なる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

サウンドスケープ(soundscape)

環境の音全体を音風景としてとらえる概念。カナダの作曲家マリーシェーファーが1960年代末に提唱。

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百科事典マイペディアの解説

サウンドスケープ

〈音の景観〉〈音風景〉と訳し,音楽,言語,騒音,自然音,のさまざまな音を聴覚によって把捉する景観をいう。カナダの作曲家マリー・シェーファー(R.Murray Schafar)が1960年代後半に提起した概念で,ランドスケープ(風景)からの造語。
→関連項目バックグラウンド・ミュージック

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大辞林 第三版の解説

サウンドスケープ【soundscape】

〔カナダの作曲家マリー=シェーファーの造語〕
目に見えるランドスケープ(景観)に対し、ある地域固有の音や創造された音によって演出される音の環境。音環境。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サウンドスケープ
さうんどすけーぷ
soundscape

音風景。カナダの作曲家マリー・シェーファーR. Murray Schafer(1933― )が提唱した概念。音(sound)と風景(landscape)からの造語。シェーファーは1977年『世界の調律――サウンドスケープとはなにか』The Tuning of the Worldを著し、コンサート・ホールと日常空間との間にある音楽と音の境界を取り去り、芸術音楽同様に美的聴取の対象として音環境を捉え、その包括的な研究を行うことを提案した。サウンドスケープ研究は最終的にサウンドスケープ・デザインへと至るものと考えられ、社会の音環境の改善を目指す。
 シェーファーは世界サウンドスケープ・プロジェクトを組織し、1970年代を通じて農村や都市、港などのサウンドスケープ調査を多数行った。彼はサウンドスケープ中の多様な音現象を「信号音」「基調音」(地域の音環境における「図」と「地」)に分け、「信号音」のなかでもとりわけ、その地域の共同体のアイデンティティを特徴づける音を「象徴音」と呼ぶ。サウンドスケープ調査は、これら3種類の音現象が、どのように音環境を構成しているかを探ることが基本となる。そのためには単に音環境に耳をすまし記録するばかりではなく、住民への聞き取りや歴史的文献の調査も欠かせない。調査されたサウンドスケープはソノグラフィーsonographyと呼ばれる視覚的な標記法により記述される。ソノグラフィーには、従来の地図制作の手法を流用し、環境音の音圧レベルを等高線のように記述する等音圧地図や、市街空間での音響的活動をマッピングするサウンド・イベント・マップ、また工場や鉄道など特徴的な基調音を視覚化するサウンド・プロフィール・マップなどがある。
 今日、音環境に関するエコロジー思想ともいえるサウンドスケープ思想を受けた活動は世界的には低調だが、日本ではシェーファーの主張は広く受け入れられ、環境庁が1996年(平成8)に「残したい日本の音風景百選」を選定するなど、諸外国に比べてサウンドスケープ思想の定着は著しい。[増田 聡]
『R・マリー・シェーファー著、鳥越けい子・小川博司・庄野泰子・田中直子・若尾裕訳『世界の調律――サウンドスケープとはなにか』(1986・平凡社) ▽鳥越けい子著『サウンドスケープ――その思想と実践』(1997・鹿島出版会) ▽特集「サウンドスケープ」(『現代のエスプリ』354号・1997・至文堂)』

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