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サクサン(柞蚕) サクサン

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百科事典マイペディアの解説

サクサン(柞蚕)【サクサン】

鱗翅(りんし)目ヤママユガ科の1種。ヤママユと近縁だがより小型,開張120mm内外。灰褐色。中国原産であるが,繭から上質の糸がとれるため,明治時代に日本に輸入され,長野県の一部などで飼育される。

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世界大百科事典 第2版の解説

サクサン【サクサン(柞蚕) Antheraea pernyi】

鱗翅(りんし)目ヤママユガ科の昆虫。成虫は前翅の開張が115~140mmの大型のガで,黄色から暗褐色を呈する。繭から絹糸をとるために古くから飼育され,原産地の中国では西暦26年に絹糸をとった記録が残されており,現在では中国東北の遼寧省や吉林省などで大量に飼育されている。日本には1874年に中国より輸入され長野県の有明地方を中心に飼育されていたが現在ではほとんどない。サクサンの飼育は野外で放養育の形で行われ,クヌギ,ナラ,キヌヤナギなど(この類を中国で柞と呼ぶ)を適当に剪定(せんてい)し,幼虫を木から木へ移しながら飼育する。

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世界大百科事典内のサクサン(柞蚕)の言及

【ガ(蛾)】より


[益虫]
 カイコは4000年以上前から中国で飼育され,繭からとられた絹糸で優れた絹織物がつくられ,今日でも世界で広く利用されている。幼虫に発達している絹糸腺は,唾液腺の変化したもので,すべてのガ類がもっているが,とくに人々が利用している糸は,カイコのほかにヤママユガ科のヤママユ,サクサン,テグスサンなどが知られている。ヤママユは飼い子に対して山子と呼ばれ,長野県の有明地方では,現在でも野外飼育されているし,ヤママユと中国原産のサクサンの雑種も糸をとる目的で利用されている。…

※「サクサン(柞蚕)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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