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サッケッティ サッケッティ Sacchetti, Franco

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サッケッティ
サッケッティ
Sacchetti, Franco

[生]1330. ラグーサ
[没]1400. サンミニアート
イタリアの詩人,物語作家。フィレンツェの教皇派貴族の家に生れ,商人として各地を旅行した。晩年には行政官となりトスカナ地方の都市国家の要職にもついた。軽妙な作品のなかにみずからの政治的信条が盛込まれている。

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サッケッティ
サッケッティ
Sacchetti, Giovanni Battista

[生]1700. トリノ
[没]1764. マドリード
イタリア・バロックの建築家。マドリード王宮の設計者。 1735年,スペインフェリペ5世とそのイタリア人の王妃イサベル・ファルネセベルサイユ宮殿をしのぐ大宮殿の建設を計画,イタリアの建築家 F.ユバラに委託したが,巨大な宮殿案を作成したまま,同年没。

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デジタル大辞泉の解説

サッケッティ(Franco Sacchetti)

[1330ころ~1400ころ]イタリアの詩人・小説家。貴族の出身で、フィレンツェ市政に参与。短編集「三百話」で当時の社会を描いた。

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世界大百科事典 第2版の解説

サッケッティ【Franco Sacchetti】

1330ころ‐1400
イタリアの短編小説家,詩人。フィレンツェの商家に生まれ,商人としてイタリア各地を歩いたが,中年以後市政府の要職に就き,各地の司政官を務めた。彼の代表作《小説三百編》(邦訳《ルネッサンス巷談集》)は,死の直前1399年ごろ完成したが,作者の没後170年を経て発見され,18世紀になってやっと出版された。そのころには300編のうち,ほぼ完全な作品は215編しか残っていなかった。この作品は《デカメロン》にならった短編小説集だが,《デカメロン》よりはるかに短く,その材料は当時の王侯,名士の逸話や伝説だけでなく,名もない市井人のしくじりや道化師のインチキ,ペテン,駄馬やラバが広場であばれだして市中を大混乱に陥れるいきさつが活写され,愉快なエロ話も欠けていない。

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大辞林 第三版の解説

サッケッティ【Franco Sacchetti】

1330頃~1400頃) イタリアの作家。ルネサンスの風俗や市民生活を生き生きと描いた「短篇小説集」(邦題「ルネサンス巷談集」)によりボッカッチョと比較される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サッケッティ
さっけってぃ
Franco Sacchetti
(1332ころ―1400)

イタリアの詩人、小説家。フィレンツェ自由市の名門商家に生まれ、若いころから商用でイタリア各地を歩いたが、帰国後は市政府の要職につく。1378年、貧民たちによるチョンピの革命が起こり、小市民政権が樹立されたものの、2~3年で崩壊。晩年には北イタリア諸都市の行政官として招かれたりした。
 サッケッティは青年時代から詩作を好み、ソネットやカンツォーネをつくったが、マドリガルやバラードのほうがむしろ得意であった。代表作は『短編小説(ノベッラ)300編』(邦訳『ルネッサンス巷談集』)で、著者自らボッカチオの「不肖で魯鈍(ろどん)な弟子」と自任しているからには、この小説は『デカメロン』に倣ったものとみてよい。事実、「素材としては、あのボッカチオ的世界と同じだが、よりブルジョア的、家庭的側面が強められている。警句、冗談、艶話(えんわ)、生臭坊主譚(たん)、逸話、世間話が飛び出してくる。庶民的な形式で書かれた庶民的な、低俗な生活である」と、デ・サンクティスは批評している。しかし、傭兵(ようへい)隊長や僭主(せんしゅ)、道化師、市民、ダンテやジョットが登場してくる話を読むと、市井の生活のほこりっぽさや喜怒哀楽を活写するなかにも、フィレンツェ人独得の才気や意地悪さをサッケッティが欠いていないことがわかる。ダンテ、ボッカチオ、ペトラルカ亡きあと、1300年代最後の作家であった。[花野秀男]
『杉浦明平訳『ルネッサンス巷談集』(岩波文庫)』

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世界大百科事典内のサッケッティの言及

【ノベラ】より

…デカメロンの成功は多くの類似作品を生み出した。フィレンツェのセル・ジョバンニが1383年以降執筆した《イル・ペコローネ》(シェークスピアの《ベニスの商人》で有名な人肉裁判の話を含む50話)やサッケッティの《トレチェント・ノベレ》(邦訳《ルネッサンス巷談集》),ルッカのセルカンビの《ノベレ》(15世紀初頭),さらにミラノのバンデロの《ノベレ》などがある。文学的には必ずしもすべてが優れたものではなく,退屈なものも多い。…

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