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サラサーテ Sarasate, Pablo de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サラサーテ
Sarasate, Pablo de

[生]1844.3.10. パンプロナ
[没]1908.9.20. ビアリッツ
スペインのバイオリニスト,作曲家。 1856年パリ国立音楽院に入学,J.アラールに師事。同音楽院卒業後,ヨーロッパ各地および南北アメリカで演奏旅行をし,高く評価される。彼に献呈された作品に,E.ラロの『スペイン交響曲』,ブルッフの『バイオリン協奏曲第2番』『スコットランドの幻想曲』,C.サン=サーンスの『バイオリン協奏曲第3番』などがある。主要作品は『ツィゴイネルワイゼン』『スペイン舞曲』『カルメン幻想曲』『序奏とタランテラ』など。

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デジタル大辞泉の解説

サラサーテ(Pablo de Sarasate)

[1844~1908]スペインのバイオリン奏者・作曲家。スペイン民族音楽を素材にした曲と、技巧的な演奏で名高い。作品に「チゴイネルワイゼン」など。

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百科事典マイペディアの解説

サラサーテ

スペインのバイオリン奏者,作曲家。スペイン北部パンプロナの生れ。神童として鳴らし8歳で公開演奏会を開く。パリ音楽院に学び,無類の技巧でヨーロッパ中を沸かせた。その名技は同時代の作曲家を大いに刺激し,ビエニアフスキの《バイオリン協奏曲第2番》,サン・サーンスの《序奏とロンド・カプリチオーソ》と《バイオリン協奏曲第3番》,ラロの《スペイン交響曲》,ブルッフの《スコットランド幻想曲》など,今日最もポピュラーなロマン派の名曲の数々がサラサーテに捧げられている。

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世界大百科事典 第2版の解説

サラサーテ【Pablo (Martín Melitón) de Sarasate (y Navascuéz)】

1844‐1908
スペインのバイオリン奏者,作曲家。5歳よりバイオリンを始め,8歳で公開演奏会を行う神童ぶりを示した。イサベル2世からストラディバリを授与され,その援助により1856年から4年間パリ音楽院でD.アラールに学んだ。甘美で澄んだ音色と完璧な技巧で知られ,ブルッフの《バイオリン協奏曲第2番》,サン・サーンスの《バイオリン協奏曲第3番》および《序奏とロンド・カプリチオーソ》,ラロの《スペイン交響曲》,ビエニアフスキの《バイオリン協奏曲第2番》などは彼に捧げられたものである。

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大辞林 第三版の解説

サラサーテ【Pablo de Sarasate】

1844~1908) スペインのバイオリン奏者・作曲家。作品「チゴイネルワイゼン」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サラサーテ
さらさーて
Pablo (Martn Mliton) de Sarasate
(1844―1908)

スペインの作曲家、バイオリン奏者。パンプロナ生まれ。神童として早くから知られ、12歳でパリ音楽院に入学、卒業後はヨーロッパから南北アメリカにまで演奏旅行をし、パガニーニ以来の巨匠として名声を誇った。美しい音色と超人的な技巧が結び付いた演奏は、同時代の作曲家にも強い衝撃を与え、ラロの『スペイン交響曲』、ブルッフの協奏曲第2番、サン・サーンスの『序奏とロンド・カプリチオーゾ』などが彼に捧(ささ)げられた。サラサーテは『チゴイネルワイゼン』(1878)の作曲家として有名であるが、作品はスペインの民謡や舞曲(マラゲーニャ、ハバネラ、ナバラのホタ、サパテアードなど)、あるいはスペインの歌劇の旋律を用いたものが多い。代表作に『スペイン舞曲』(1878~82)、『カルメン幻想曲』(1883)などがある。[関根敏子]

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世界大百科事典内のサラサーテの言及

【バイオリン】より

…メンデルスゾーンの《バイオリン協奏曲》にはダーフィトFerdinand David(1810‐73)が協力し,J.ヨアヒムのためには,シューマン,ブルッフ,ブラームス,ドボルジャークなどが優れた協奏曲を書いている。高度の名人芸を優れた音楽性に結びつけようとした19世紀後半のバイオリン曲には,同時代の名演奏家P.deサラサーテにささげられたE.ラロの《スペイン協奏曲》(1873)やサン・サーンスの《バイオリン協奏曲第3番》(1880),またソナタとしては,ブラームスの3曲(1879,86,88),ベルギーの名手E.A.イザイエにささげられたC.フランクの傑作(1886),ノルウェーの抒情性に富んだE.グリーグの第3番(1887)などがあり,今日の演奏会の重要な曲目を形成している。 調性を離れた革新的な作曲語法の探究という20世紀音楽のおもな潮流は,バイオリンの旋律的性格とは異質な音響世界の構築へと向かった。…

※「サラサーテ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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