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サリー Sully, James

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サリー
Sully, James

[生]1842.3.3. サマセット,ブリッジウォーター
[没]1923.11.1. サリー,リッチモンド
イギリスの心理学者。ロンドン大学教授。業績は,感覚,直観,児童,さらに美学など広範にわたり,特に 19世紀末の代表的教科書の著述で著名。主著『心理学大要』 Outlines of Psychology (1884) ,『人間の心』 Human Mind (92) 。

サリー
Sully, Thomas

[生]1783.6.19. イギリスリンカーンシャー,ホーンカッスル
[没]1872.11.5. アメリカ,ペンシルバニア,フィラデルフィア
イギリス生れのアメリカの画家。チャールストンで修業。 1810年フィラデルフィアに定住。当代の最も有名な肖像画家の1人として活躍し,「アメリカのトマス・ロレンス」と呼ばれて一般に親しまれた。代表作は『ハープを持つ婦人』 (1818,ワシントン・ナショナル・ギャラリー) ,『ビクトリア女王』 (38~39,メトロポリタン美術館) 。

サリー
saree(sari)

インドやパキスタンのヒンドゥー教徒女性の着用する巻衣形式の代表的な民族服。概して薄地の絹や木綿でできた大きなショール型で,チョリ choriと呼ぶタイトな短いブラウスの上に着用する。腰から肩に巻きつけ,余りの部分は背側に垂らしたり,頭からかぶったりする。4世紀頃までは男子も着用したという。

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知恵蔵の解説

サリー

東芝、IHI及び米国の原子力産業大手ショー社が共同で製造したセシウム除去装置。装置の通称「サリー(SARRY)」は、「単純型汚染水処理システム」の英語表記Simplified Active Water Retrieve and Recovery Systemの略称。2011年の福島第一原子力発電所の事故の際、暴走した炉心を冷やすために大量に投入された水の放射能汚染を除去するため、先行して稼働する外国製装置に加えて、8月から追加導入された。弁の切り替えによって先行する装置と連結したり、単独で運用したりするなど水処理の順や系統を変更することが可能になり、汚染水処理の稼働率向上や処理量増加を図ることを目指している。
高濃度放射性汚染水の処理装置として、米キュリオン社と仏アレバ社の2つの装置を直列につないだものが同年6月から稼働しているが、機器のトラブルや相次ぐヒューマンエラーで除去能力や稼働率が想定を大きく下回り処理の遅れが指摘されていた。このため、バックアップ用に新たに投入したサリーを旧来の装置と並行運転させ、導入時点で10万トン以上も滞留した汚染水について、新旧合わせて毎時最大70トンの処理を行う予定。サリーは、放射性物質を吸着させる合成ゼオライトとチタンケイ酸塩を詰めた円筒形の吸着塔を並べて直列につないだものを2系統備え、ここに汚染水を流して浄化する仕組み。水を送り込むポンプの数を減らして不具合が起きにくくするなどして、現在稼働中である同様の機能のキュリオン社のセシウム吸着装置よりもシンプルな構造で信頼性が高いという。

(金谷俊秀  ライター / 2011年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル大辞泉の解説

サリー(〈ヒンディー〉sāṛī)

インドやパキスタンのヒンズー教の女性が着用する衣装。チョリという、ぴったりしたブラウスの上から、幅1メートル前後、長さ5メートルほどの長い布を腰から巻き付け、端を肩に垂らしたり、頭にかぶったりして着る。

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百科事典マイペディアの解説

サリー

インドのヒンドゥー教徒の女性の着る巻き衣。幅1m余,長さ5〜11mの1枚の布を体に巻きつけて着用する。ペティコートとチョリ(半袖(はんそで)のブラウス)を着た上に腰から肩へ巻きつけ,余りを肩から後ろに流したり頭にかぶったりする。

サリー

英国,イングランド南東部の州。中央部を東西ノース・ダウンズ丘陵が走り,平地は粘土層,丘陵は白亜紀層よりなる。北部はグレーター・ロンドンに含まれ,ロンドン近郊地域で酪農,果樹栽培が行われるが,近年宅地化が著しい。

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世界大百科事典 第2版の解説

サリー【sari】

インド,パキスタンでおもにヒンドゥー教徒の成人女性の着る巻き衣(ドレーパリー)の一種。西アジア,ギリシアなどから伝わったともいわれ,古来男女ともに着用したが,近世になって男性がドーティを着けるようになり,サリーが女性の衣服になったという。裁断縫製をしないのが特徴で,幅1.2m,長さ5~11mまでの一枚の長い布を体に巻きつけて着用する(図)。宗教的行事や結婚式などでは頭や顔をおおい,激しい労働をする際は頭からかぶる。

サリー【Henry Howard,Earl of Surrey】

1517?‐47
イギリス・ルネサンス期の文人。とくに近世英詩の誕生期に,詩の形態の決定に果たした役割は大きい。名門の貴族の子弟であり,軍人としても活躍し,いわば文武両道に秀でたルネサンス宮廷人の理想を体現するかに見えたが,フランス戦線では武運つたなく,敗戦を重ねた。最後に反逆罪で処刑されたのは,指揮官として敗戦の責任をとらされたのであろう。しかしその前に,詩人としての達成はなされていた。ルネサンス抒情詩のもっともはなやかな開花であるペトラルカ風ソネットをイギリスに導入し,しかもそれをペトラルカの形式よりも英詩の韻律にふさわしい形式(のちにイギリス形式またはシェークスピア形式と呼ばれる)に作り直した。

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大辞林 第三版の解説

サリー【sarī】

インドの民族服。一枚の大きな布で、女性がペチコートと短いブラウス(チョリ)を着けた上から巻き付けて装う。

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世界大百科事典内のサリーの言及

【ヒンドゥー教】より

…また男性はビャクダンまたはサフランの粉末を油で練って,煤を混ぜて黒色にしたティラクと称する印を額に付けることもある。伝統的には,とくにバラモンの高僧に会うときには,男子はドーティと称するインド服を,女子は1枚の縫目の無い布から作られたサリーを着用する。バラモンは非暴力の精神から菜食主義を守り,とくに牛の崇拝から牛肉を忌避する。…

※「サリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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