サンジェルマンアンレー(読み)さんじぇるまんあんれー(その他表記)Saint-Germain-en-Laye

デジタル大辞泉 「サンジェルマンアンレー」の意味・読み・例文・類語

サンジェルマン‐アン‐レー(Saint-Germain-en-Laye)

サンジェルマン

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精選版 日本国語大辞典 「サンジェルマンアンレー」の意味・読み・例文・類語

サン‐ジェルマン‐アン‐レー

  1. ( Saint-Germain-en-Lay ) フランスパリ西北西郊外にある住宅都市。ルイ六世からルイ一四世までの王宮があった。第一次大戦後、連合国オーストリアとの間の講和条約が結ばれた。サンジェルマン。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンジェルマンアンレー」の意味・わかりやすい解説

サン・ジェルマン・アン・レー
さんじぇるまんあんれー
Saint-Germain-en-Laye

フランス中北部、イブリーヌ県の観光・住宅衛星都市。人口3万8423(1999)。パリの西18キロメートル、セーヌ川左岸、サン・ジェルマンの森の南に位置する。16世紀にフランソア1世が建設し、ナポレオン3世により修復された城館があり、現在、先史時代からシャルルマーニュ時代に及ぶ遺物を展示した国立歴史博物館として利用されている。ル・ノートルにより整備された庭園があり、そのテラスからパリ方面を望む眺めが美しい。第一次世界大戦後の1919年には、連合国とオーストリアとの間に平和条約サン・ジェルマン条約)がここで締結された。また1837年にフランス初の旅客列車がパリとの間に開通した。アンリ2世、ルイ14世ドビュッシーアランオルガニスト)らの生誕地。

高橋 正]

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改訂新版 世界大百科事典 「サンジェルマンアンレー」の意味・わかりやすい解説

サン・ジェルマン・アン・レー
Saint-Germain-en-Laye

フランス北部,イブリーヌ県の都市。人口3万8499(1982)。パリの西約20km,セーヌ川沿いの丘の上にある。12世紀にルイ6世が城砦を築いて以来,王城の地であったが,現在の城館は,一部を除き,16世紀初頭にフランソア1世が建造したもの。ルイ14世はここに生まれ,ルーブルを嫌って1682年ベルサイユに移るまで,ここを宮廷とした。城内には考古博物館が置かれており,ガロ・ロマン時代のすぐれたコレクションで知られている。
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