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サント・ブーブ サントブーブ

百科事典マイペディアの解説

サント・ブーブ

フランスの文芸批評家。パリで古典,哲学,医学を学ぶ。ユゴーらと交わって,詩や,小説を試みたが成功せず,ロマン派から離れ,批評に専心。新聞・雑誌に書いたものが多く,《文学的肖像》《女性の肖像》《現代文人の肖像》や,《月曜閑談》(1851年―1862年),《新月曜閑談》(1863年―1870年)がある。
→関連項目デシャン

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サント・ブーブ
さんとぶーぶ
Charles Augustin Sainte-Beuve
(1804―1869)

フランスの文芸批評家。北フランス、ブローニュ・シュル・メールに生まれる。自然科学を学び、科学的精神と方法を身につけるが、文壇にはロマン派の批評家、詩人として出発した。『ジョゼフ・ドゥロルムの生涯、詩および思想』(1829)など数冊の詩集、また唯一の小説『愛欲』(1834)を発表するが、詩人、小説家としては失敗し、ロマン派との関係を断つ。やがて文芸批評家というより、むしろ人間批評家として、科学的立場にたつ「精神の博物学」の体系化を図る。しかしこの計画は成功するはずもなく、この破綻(はたん)がかえって柔軟な批評精神による人間性探究の成功につながる。その成果として、17世紀フランスのジャンセニスムの本拠ポール・ロアイヤル教団をめぐるさまざまな人物の個性を追究する大著『ポール・ロアイヤル史』(1840~60)がある。1851年以来、毎月曜の新聞紙上に連載した『月曜閑談』正編15巻・続編13巻によって、19世紀フランス文芸批評家として不動の地位を確立した。アカデミー会員。[土居寛之]
『辰野隆監修『サントブーヴ選集』4巻(1943~50・実業之日本社)』

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