ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デシャン」の意味・わかりやすい解説
デシャン
Deschamps, Eustache
[没]1406頃
フランスの詩人。ギヨーム・ド・マショーの甥。オルレアンで学び,1368年以後国王シャルル5世および6世に仕え対外交渉にあたり,バロア家の代官ほか要職につくが,晩年は不遇。バラードなど 1500編を残したほか,詩法についてのフランスで最初の著作『詩文の道』 Art de dictier (1392) を著わし,15世紀の詩人たちに大きな影響を与えた。寓意詩『獅子物語』 Fiction du Lion (82) ,女性と結婚に対する風刺詩『結婚照魔鏡』 Miroir de Mariage (未完) も有名。
デシャン
Deschamps (de Saint-Amand), Émile
[没]1871.4.23. ベルサイユ
フランスの詩人。ユゴーとともに雑誌『ミューズ・フランセーズ』 La Muse françaiseを創刊 (1823) ,ロマン主義運動を推進した。代表作は評論『内外文学研究』 Études françaises et étrangères (28) 。ほかにシェークスピアの翻訳がある。
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