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シキミ酸(読み)シキミさん(英語表記)shikimic acid

世界大百科事典 第2版の解説

しきみさん【シキミ酸 shikimic acid】

シキミの果実からエイクマンC.Eijkmanが抽出単離(1885)した芳香族カルボン酸で,シキミの果実に約25%(風乾量),葉に0.5%(湿重量)含まれる。チロシンやフェニルアラニンなどの芳香族アミノ酸の前駆体として重要で,シキミ酸経路と呼ばれる代謝経路を経て,これらのアミノ酸が合成される。この経路は高等植物に広く知られている。またタンニンの主要成分である没食子酸の前駆体でもある。シキミ酸の生合成は,ヘキソースリン酸分路またはペントースリン酸回路と呼ばれる経路に由来するエリトロース‐4‐リン酸と解糖によって生じるホスホエノールピルビン酸の結合によって行われる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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