シソーラス(読み)しそーらす

  • thesaurus

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

データベースのデータディクショナリのひとつ。情報の検索に使われる重要辞書で、情報の項目を、同義語や関係している項目でまとめている。シソーラスとは、「宝庫」を表すギリシャ語に由来するもの。

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百科事典マイペディアの解説

語句を意味的に分類し,類義語,反義語,上位語,下位語などの関係を記述した辞書。コンピューターの自然言語処理においても利用され,情報検索システムなどで人間が入力した検索語を,シソーラスを用いてあらかじめ用意されたキーワードに変換したり,専門用語を含む文を解析する際にシソーラス内の語義を参照したりする。自動翻訳のシステムでも重視されている。

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大辞林 第三版の解説

語句を意味によって分類・配列した語彙集。類義語集をいう場合もある。
情報検索において、キーワードの示す範囲、キーワードと関連語の類似・対立・包含関係などを記述したリスト。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

語彙を意味の観点から分類し体系づけたもの。語源ギリシア語で宝庫の意味であり,P.ロジェが英語の語彙を意味のうえから分類し関連語を示した辞書を作ってシソーラスの名を冠して以来,そのような辞書をシソーラスと呼ぶようになった。現在では情報検索,特にコンピュータを用いる機械検索の分野で関連語を示した語彙表の必要が重視され,それをシソーラスと呼ぶことが多い。そこでは,類義語反義語ばかりでなく概念の上位,下位関係による関連語も重要で,必要な情報が漏れなく検索されることが要求される。

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図書館情報学用語辞典の解説

(1)索引,検索用の構造化された統制語彙集.ディスクリプタ,非ディスクリプタおよびそれらの関係(同義,階層関連関係)を表す記号,意味の範囲を表すスコープノートなどから構成される.さまざまな文献語や着想語で表される概念に対し,一貫して索引付けに用いるディスクリプタを明示し,さらにその体系と構造を明示することで,検索効率の向上を図ることを目的とする.(2)ロジェ(Peter Mark Roget 1779-1869)が作成したThesaurus of English Words and Phrases(1852)に代表される修辞用の類義語辞書.(3)言語研究や自然言語処理用の構造化された語彙体系.

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (thesaurus もとは「倉」の意)
① 分類体辞典をさしていう。中国の「爾雅」や日本の「和名類聚抄」がこれにあたる。
② コンピュータなどの情報検索(IR)に用いる指標(インデックス)で、広く同義語、類義語を分類整理したもの。

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世界大百科事典内のシソーラスの言及

【自然言語処理】より

…しかし,〈社会〉のような単語の意味を明示することは大変難しい。そこで,意味としてはむしろ他の単語との関係を記述するシソーラスが有力である。たとえば,シソーラスには〈人間は哺乳類の一種である〉〈哺乳類は脊椎動物の一種である〉というような概念間の階層構造を網羅的に記述している。…

【分類】より

…これは後2世紀であるが,同じころに中国では許慎が9353字を540部に分類した《説文解字(せつもんかいじ)》を完成した。ヨーロッパでは18世紀前半からこの種の書物が出始めて〈シソーラスthesaurus〉と呼ばれた。英語のシソーラスではロジェPeter Mark Roget(1779‐1869)のもの(《英語語句宝典》1852)が有名であり,日本でも国立国語研究所の編集による《分類語彙表》(1964)が出ている。…

※「シソーラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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