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シャール Char, René

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シャール
Char, René

[生]1907.6.14. ポークリューズ,リールシュルソルグ
[没]1988.2.19. パリ
フランスの詩人。初めシュルレアリスム運動に加わり,『兵器廠』 Arsenal (1929) ,『主なき槌』 Le Marteau sans maître (34) など,理性の介入を極力排したオートマティスムによる詩を書いたが,1937年グループから離れた。第2次世界大戦中は対独レジスタンスに加わり,当時から戦後にかけて書いた詩によって名声を確立。『ただ残れるは』 Seuls demeurent (45) ,『イプノスの手帳』 Feuillets d'Hypnos (46) ,『狂熱と神秘』 Fureur et Mystère (48) ,『早起き鳥』 Les Matinaux (50) などでは,詩形は極度に簡潔となって難解の度を加えるとともに,郷土プロバンスに根をおろした,男性的で内省的な傾向が著しい。

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デジタル大辞泉の解説

シャール(René Char)

[1907~1988]フランスの詩人。初期はシュールレアリスムの活動に参加し、ブルトンエリュアールとの共著「仕事を遅らせる」を発表。のち、第二次大戦中はレジスタンス運動に参加した。戦後は故郷の南仏に戻り、作品を発表し続けた。詩集主なき槌」「失われた裸像」など。

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百科事典マイペディアの解説

シャール

ドイツ出身のイエズス会士。アダム・シャールとも。中国名湯若望。1622年中国に渡り,西安で布教,のち崇禎(すうてい)帝の命による改暦事業に参加,《崇禎暦書》の完成に尽力した。
→関連項目徐光啓フェルビースト

シャール

フランスの詩人。南フランスのリル・シュル・ソルグ生れ。芸術運動であるシュルレアリスムに関わったのち,スペイン内乱では人民戦線政府側に加わってフランコ軍と戦い,第2次世界大戦中はナチス・ドイツ軍の占領下でレジスタンス運動の指導者として活動した。

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世界大百科事典 第2版の解説

シャール【Johann Adam Schall von Bell】

1592‐1666
ドイツのケルン生れのイエズス会宣教師。天文学を学び,1622年(天啓2)に中国に渡った。漢名は湯若望。はじめ西安で布教活動に従事していたが,明末の1629年(崇禎2)に礼部左侍郎の職にあった徐光啓が宣教師の助力を得て,西洋天文学を基礎として改暦を行うため,西洋天文学書の漢訳を計画した。この翌年,シャールは北京に招かれこの事業に参加し,やがてその中心となった。1633年に徐光啓は亡くなったが,その翌年にこの事業は完了し,135巻にのぼる西洋天文学の叢書《崇禎暦書》となった。

シャール【René Char】

1907‐88
フランスの詩人。南フランスのリル・シュル・ラ・ソルグに生まれる。シュルレアリスムの運動に参加し,詩集《打ち手なき槌》(1934)を発表したが,やがて運動を離れて現実参加的な作品を書き,第2次世界大戦中は南フランスでレジスタンスの地下組織の指導者として活躍した。混乱の時代にあって人間の尊厳と明晰さを守り抜こうとする強靱な意志に支えられたレジスタンス文学の傑作《眠りの神の手帖》(1946)をはじめとする作品は,集成詩集《激情と神秘Fureur et mystère》(1948)に収められる。

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大辞林 第三版の解説

シャール【René Char】

1907~1988) フランスの詩人。第二次大戦中、レジスタンスに従事。簡潔かつ難解な表現の中に、人間性や自然に対する鋭い洞察を凝縮。詩集「激情と神秘」「失われた裸像」「共通の現存」など。

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世界大百科事典内のシャールの言及

【典礼問題】より

…これをうけ1645年,インノケンティウス10世は典礼を厳禁する法令を出したが,イエズス会士は法令の取消し運動を行い,56年,アレクサンデル7世から旧法令を廃止する旨をとりつけた。 17世紀半ばすぎの康熙初年,明・清交代の動乱をのりきり,清朝の天文官としてあったアダム・シャールが死刑の判決をうけ,諸省の宣教師が教派を問わず追放されるという事件が生じた。この危機の中で広東に集合した宣教師達は,56年の法令を尊重することを確認し,典礼問題はひとまず決着をみたのである。…

※「シャール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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