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シュノーケル schnörkel; snorkel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シュノーケル
schnörkel; snorkel

潜水艦の潜航中,艦内換気とエンジンの給排気を兼ねた吸気筒と排気筒を艦橋から海面上に突き出した装置。この装備によりディーゼルエンジン運転で長時間潜航ができる。考案は古くからあり,有名な佐久間大尉の潜航艇遭難 (1910) もこの実験の失敗によると伝えられる。実用装置はオランダの発明で,第2次世界大戦中ドイツが取得し,次いで日本でも装備された。しかしこれは構造上潜望鏡より高くできないので,それより深い潜航は電池によらざるをえない。原子力潜水艦は空気浄化装置があれば本器は不要である。シュノーケルの名は現在は潜水遊具として管状の空気呼吸器に転用され,そのほうが親しまれている。ドイツ語 schnörkelの原義はギリシア語源で神殿の柱頭の渦巻紋様。日本語の発音はドイツ語と英語の混り合ったものである。なお遊具のシュノーケルと同じものは日本で古く忍者が使ったという。

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デジタル大辞泉の解説

シュノーケル(snorkel/〈ドイツ〉Schnorchel)

《「スノーケル」とも》
第二次大戦中にドイツが開発した潜水艦用の通風・排気装置。これによって潜航中でもディーゼル機関作動が可能になった。
スキンダイビングに用いる呼吸器具。潜水のとき下端を口にくわえ、上端水面に出して呼吸を行うもの。

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大辞林 第三版の解説

シュノーケル【Schnorchel】

〔スノーケルとも〕
潜水艦が水中航行中に海面に出す給排気用装置。
潜水具の一。 J 字形の管の一方を口にくわえ、他方を水面に出し水中で呼吸する。
排煙装置を備えた消防車。シュノーケル車。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シュノーケル
しゅのーける
snorkelschnorkelschnorkle

スイマーやダイバーが水面下を息つぎなしに泳ぐ際に、潜水マスクとともに使用するパイプ状の呼吸補助具。ドイツ語の海軍俗語として、鼻を意味するSchnockelに由来する。また、潜水艦の換気装置を意味する。
 シュノーケルの長さは一般的に30センチメートルほどで、口にくわえるマウスピース部分、ホース、マスクに取り付けるバンドからなる。ホースの上端を水面上に出し、下端につけてあるマウスピースを口でくわえて呼吸する。シュノーケルを使うことにより、水中を見ながら泳いでも水面上の空気を吸うことができ、楽に呼吸することができる。
 サンゴ礁などの海中景観を楽しむため、シュノーケル、潜水マスク、フィン(足ひれ)を使用する手軽なスキンダイビングのことをシュノーケリングschnorkelingとよぶこともある。スキューバダイビングでも、水面を泳ぐときは携行空気を節約するためシュノーケルを使用する。シュノーケルは内容積が約100ミリリットルが標準で、換気量の問題から肺活量の少ない女性や青少年は内容積の少ないもの(ホースの長さが短く径の細いもの。径が太いと排水しづらい)を選ぶ必要がある。[山田 稔]

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世界大百科事典内のシュノーケルの言及

【スノーケル】より

…低地ドイツ語で鼻を意味する方言Schnorchelに発し,シュノーケルともいう。浅い海面で海中に空気を吸いこんだり排出したりするための管系をいう。…

※「シュノーケル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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