翻訳|snorkel
スイマーやダイバーが水面下を息つぎなしに泳ぐ際に、潜水マスクとともに使用するパイプ状の呼吸補助具。ドイツ語の海軍俗語として、鼻を意味するSchnockelに由来する。また、潜水艦の換気装置を意味する。
シュノーケルの長さは一般的に30センチメートルほどで、口にくわえるマウスピース部分、ホース、マスクに取り付けるバンドからなる。ホースの上端を水面上に出し、下端につけてあるマウスピースを口でくわえて呼吸する。シュノーケルを使うことにより、水中を見ながら泳いでも水面上の空気を吸うことができ、楽に呼吸することができる。
サンゴ礁などの海中景観を楽しむため、シュノーケル、潜水マスク、フィン(足ひれ)を使用する手軽なスキンダイビングのことをシュノーケリングschnorkelingとよぶこともある。スキューバダイビングでも、水面を泳ぐときは携行空気を節約するためシュノーケルを使用する。シュノーケルは内容積が約100ミリリットルが標準で、換気量の問題から肺活量の少ない女性や青少年は内容積の少ないもの(ホースの長さが短く径の細いもの。径が太いと排水しづらい)を選ぶ必要がある。
[山田 稔]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…低地ドイツ語で鼻を意味する方言Schnorchelに発し,シュノーケルともいう。浅い海面で海中に空気を吸いこんだり排出したりするための管系をいう。…
※「シュノーケル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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