翻訳|sill
板状の火成岩体で、その周囲にある地層の層理面や変成岩の面構造に平行に貫入しているもの。一般的にほぼ水平かやや傾斜した岩体のものが多い。岩床sheet(シート)と同義に用いられることがあるが、岩床のほうが広い意味で使われる。スコットランドのエジンバラにあるドレライト(粗粒玄武岩)からなるシルは、化石を産出する堆積(たいせき)岩に挟まれて層理面と平行に入っていることから、18世紀後半に堆積岩か火成岩かで大論争が繰り広げられたことで有名である。この論争では、シルと接する堆積岩に火に焼かれたような痕跡(こんせき)があったり、一部の境界に沿って堆積岩の層理面がめくれ上がったように見えるところが見つかり、貫入岩体であることが示された。
[村田明広]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
… 小丘hill海丘ほど高くない小さな孤立した高まり。 シルsill海盆を分ける海裂または鞍部の低い部分。 深海小丘地域abyssal hills海底の小さな高まりがある地域。…
… 小丘hill海丘ほど高くない小さな孤立した高まり。 シルsill海盆を分ける海裂または鞍部の低い部分。 深海小丘地域abyssal hills海底の小さな高まりがある地域。…
※「シル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新