シンパ

世界大百科事典 第2版の解説

シンパ

英語のシンパサイザーsympathizerの略で同情者の意。英語のフェロー・トラベラーfellow traveller,ドイツ語のミットロイファーMitläuferも類似の言葉で,この場合の訳語は同伴者あるいは同調者が使われる。共産主義運動の文脈でよく用いられ,その政治活動の支持者ではあるが党員でない者をさす。とくに共産党が〈唯一の前衛政党〉であるという理解が浸透力をもっている時代状況において有意味な言葉である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シンパ
しんぱ

シンパサイザーsympathizer(同調者)の略。19世紀初頭に特定の政治的党派に対する同調者をさす語として登場した。その後1920年代ころから各国で革命的前衛政党が結成されると、その政党のイデオロギーや政策に共鳴し、具体的行動にも協力を惜しまないものの、なお党員とは明確に区別される党外協力者をさすようになった。革命政党の純粋性と多数の大衆の組織化という任務との間の矛盾の産物といえる。現在は原義に近い形で用いられる。[矢澤修次郎]

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