コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ジアセチル diacetyl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジアセチル
diacetyl

化学式 CH(CO)2CH3 。キノン様の臭気があり,希釈すればバターのような香気を発する。ベイ油 (bayoil) などの精油に存在する。黄緑色の液体。沸点 88℃,融点-2.4℃。水溶性マーガリン,コーヒーなどの食品の香料として使われる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

栄養・生化学辞典の解説

ジアセチル

 C4H6O2 (mw86.09).CH3-CO-CO-CH3.独特のフレーバーをもつ香料.バター,コーヒーなどに使われる.ビールでは悪臭とされる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジアセチル
じあせちる
diacetyl

ビアセチル、2,3-ブタンジオンともよばれ、脂肪族α(アルファ)-ジケトンの代表である。ベチバ油、イリス油、アンゲリカ根油などの植物精油に含まれている。メチルエチルケトンを二酸化セレンで酸化すると生成する。特有なにおいをもつ黄色の液体。エタノール(エチルアルコール)、エーテルなどの有機溶媒と任意の割合で混じり合い、水にもよく溶ける。薄めるとバターに似たにおいを発するので、マーガリンの香料に用いる。ジアセチルのジオキシムをジメチルグリオキシムといい、ニッケルの分析試薬としての用途をもつ。[廣田 穰]
『井上喬著『ジアセチル――発酵飲食品製造のキーテクノロジー』(2001・幸書房)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ジアセチルの関連キーワードジアセチル(データノート)ジメチルグリオキシムαdiketoneアセチルアセトンペプチドグリカンクロミック材料ミドル脂臭アセトインアセチル基モルヒネシアル酸ジケトンヘロインケトン腐敗

今日のキーワード

OAR

2018年の平昌五輪に国家資格ではなく個人資格で参加したロシア国籍の選手のこと。「Olympic Athlete from Russia(ロシアからの五輪選手)」の略。14年ソチ五輪での組織的なドーピ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ジアセチルの関連情報