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スティール Steele, Sir Richard

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スティール
Steele, Sir Richard

[生]1672.3.12. 〈洗礼〉ダブリン
[没]1729.9.1. カマーザン
イギリスのジャーナリスト,劇作家。オックスフォード大学を出て軍人となり大尉に昇進。王政復古期喜劇の趣向に教訓調を加えた喜劇『やさしい夫』 The Tender Husband (1705) などの戯曲を書き,次いでエッセー新聞『タトラー』 The Tatlerを 1709年に創刊,11年に廃刊,その2ヵ月後友人アディソンと『スペクテーター』 The Spectatorを発刊。これは新興の市民階級の読者を目標に,日常の出来事や演劇,文学,風俗などを取上げて,穏やかな調子で啓蒙的教訓を与えるもので,当時の風俗をよくうかがわせる。また政治評論でも活躍し,国会議員にも当選したが,晩年はアディソンとも仲たがいし,不遇であった。

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百科事典マイペディアの解説

スティール

英国の随筆家,劇作家。《タトラー》紙,《スペクテーター》紙などを創刊し,学友だったアディソン健筆をふるった。また喜劇でも人気があった。

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世界大百科事典 第2版の解説

スティール【Richard Steele】

1672‐1729
イギリスエッセイスト,劇作家,政治家。ダブリン生れ。父親はイギリス系,母親はアイルランド系らしい。オックスフォード大学中途退学して軍隊に入り,陸軍大尉まで昇進するが,やめて文壇に入る。これまでの自分の生活の反省をこめて教訓的散文《キリスト的英雄》(1701)を執筆。以後風俗の改良を旨として,新しい劇を試みる。《葬式》(1701),《うそつき恋人》(1703),《やさしい夫》(1705)は,当時の下品放蕩と思われていた劇に対抗して,上品なやさしい感情に訴える特質をもっている。

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世界大百科事典内のスティールの言及

【様式】より

…ギリシア美術についても,ルネサンス美術についても,あるいはセザンヌの作品についても〈古典主義的様式〉が問題となるのはそのためである。 もともと西欧語において,スタイルstyle(英語),シュティールStil(ドイツ語),スティールstyle(フランス語)は,〈鉄筆〉を意味するラテン語stilusに由来し,それゆえに,鉄筆で書かれた文章の表現上の特色,すなわち〈文体〉を意味するようになった。この意味は今日でもまだ生きているが,別の言い方をすれば,〈文体〉とは〈文章の様式〉であるといってもよい。…

【スペクテーター】より

…イギリス18世紀初期の日刊のエッセー・ペーパー。アディソンJoseph AddisonとスティールRichard Steeleが1711年3月1日に創刊した。スティールは,1709年4月12日からアディソン,スウィフトJonathan Swiftら文人の協力をえて《タトラーTatler》(週3回刊)と題する,ビカスタッフIssac Bickerstaffという架空の語り手によるエッセー主体の新聞を出し,大きな成功を収めていた。…

【スペクテーター】より

…イギリス18世紀初期の日刊のエッセー・ペーパー。アディソンJoseph AddisonとスティールRichard Steeleが1711年3月1日に創刊した。スティールは,1709年4月12日からアディソン,スウィフトJonathan Swiftら文人の協力をえて《タトラーTatler》(週3回刊)と題する,ビカスタッフIssac Bickerstaffという架空の語り手によるエッセー主体の新聞を出し,大きな成功を収めていた。…

※「スティール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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