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スピルオーバー spillover

翻訳|spillover

大辞林 第三版の解説

スピルオーバー【spillover】

〔「漏出」 「流出」の意〕
衛星を使った放送電波が、目的地域以外の国に届くこと。

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デジタル大辞泉の解説

スピルオーバー(spillover)

《漏出・流出の意》放送・通信分野で、電波が想定以上の範囲に届いてしまうこと。また、放送対象地域外で受信できてしまうこと。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スピルオーバー
spillover

放送の電波が,本来の目的とするサービス地域を越えて漏れること。意図的な番組流出ではないが,他国に影響を与えるので国際的な問題として論議されている。放送衛星 BSや通信衛星 CSのデジタル放送では,スピルオーバーを減少させるため,日本列島の形状に合わせて電波を絞り込む成形ビームアンテナ(→アンテナ)などが使われるが,現時点ではスピルオーバーを完全になくすことは不可能とされている。したがって,各国が共通の理解のもとにスピルオーバーを容認することで,チャンネル,軌道位置の国際的取り決めが,国連専門機関国際電気通信連合 ITUの会議で行なわれる。2000年に開始された BSデジタル放送110度CS(東経110°の静止軌道上にある通信衛星)放送のデジタル符号化されたデータを復号する B-CASカード使用許諾契約約款により国外への輸出や持ち出しができないため,原則としてスピルオーバーによる視聴はできない。しかし実態としてカードの持ち出しは防げず,契約が必要なチャンネルを除き,日本放送協会 NHK民間放送の BSチャンネルなどは視聴が可能である。またスピルオーバーは,地上波テレビジョンラジオが本来の地域を越えて視聴可能になることもさす。県民向け行政サービスや全国チェーン店の地域限定キャンペーンなどの情報が対象地域外に流れるといった情報管理上の問題が生じるが,デジタル化によって電波の指向性や方位別の出力を制御しやすくなった。

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