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スー族 スーぞく Sioux

翻訳|Sioux

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スー族
スーぞく
Sioux

アメリカインディアン,スー語系諸族のうち,3つの民族集団,サンティ (ダコタ) ,ヤンクトン (ナコタ) ,ティトン (ラコタ) の総称。「スー」は「敵」を意味するオジブワ族による呼称で,「同盟者」を意味する「ダコタ」などは,自称というより3つの集団間の友好関係を表現する言葉である。

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世界大百科事典 第2版の解説

スーぞく【スー族 Sioux】

北アメリカ大平原地方の狩猟インディアン。スー語系言語を話す全集団を指すこともある。ふつうダコタDakota族と呼ばれる。もと五大湖地方西部の森林地帯に住んでいた農耕・狩猟民であったが,植民地時代から合衆国の独立のころ,ヨーロッパ人との間の毛皮交易が盛んになるにつれ,東部のオジブワ族フランス人が西進し,それにつれて西に移動し一部は大平原地方に進出した。18世紀後半にミズーリ川流域に達しアリカラ族と接触してから大平原の文化要素を取り入れ,大平原の代表的な部族になった。

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知恵蔵miniの解説

スー族

北米の先住民族。米国北部の中西部に居住するインディアン、ラコタ族、ナコタ族、ダコタ族の総称。紀元前4000年頃に現在の米国オハイオ州オハイオ川流域で結成された。その後、ウィスコンシン州ミネソタ州付近の森林地帯に移って狩猟採集生活を送っていた。19世紀末になると、白人による保留地政策により居留地内での定住生活を強制され、狩猟民族としての文化が破壊された。1890年にサウスダコタ州のウーンデット・ニーでスー族が米連邦政府軍に虐殺された事件は、同国におけるインディアン戦争の象徴となっている。

(2013-7-25)

出典|(株)朝日新聞出版発行
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世界大百科事典内のスー族の言及

【アメリカ・インディアン】より

…南北戦争が起こると,チェロキー族やクリーク族などのインディアン地方(現在のオクラホマ州東部)の諸部族は南北両軍の戦略にまきこまれ,部族間のみならず部族内が敵味方に分かれて戦う悲劇を強いられた。他方,戦争中でもスー族の討伐や,〈サンド・クリークの虐殺〉など大平原諸部族への圧力は一層強まった。南北戦争後70年代をピークとして合衆国軍と諸部族との最後の決戦が合衆国の西半分の各地で展開された。…

【血】より

…しかし危険な血の代表は女性の血,ことに月経であるが,善悪双方の影響力をもつ場合も多い。北アメリカのスー族では,月経中の女は呪力ワユンダをもつため,一方では子どもや他の女たちから危険だとして忌避されるが,他方では日の出前に裸で畑に行けば,豊饒を促進すると考えられていた。オーストラリアやニューギニアでは,思春期に若者は,生まれたときからもっている〈母の血〉を,割礼によって,あるいはトゲなどを使って放血することによって出してしまうことが重要だと考えている民族が多い。…

【ブラック・ヒルズ】より

…グレート・プレーンズから900mの比高をなしてそびえ,最高峰はハーニー山(2206m)。平地から見ると山地を松の森林がおおい黒く見えることから,スー族によって〈黒い丘〉と呼ばれていた。ワイオミングでの白人侵入者とスー族の衝突の結果結ばれた1868年のララミー協定で,ミズーリ川以西の現在のサウス・ダコタ州全域は永久にスー族の保留地とされた。…

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