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セキレイ セキレイ wagtails

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

セキレイ
セキレイ
wagtails

スズメ目セキレイ科セキレイ属 Motacilla およびイワミセキレイ属 Dendronanthus の鳥の総称。13種からなる。羽色は灰,白,黄,黒色などからなるが,目立つものはない。体形は細長く,尾羽も長い。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

セキレイ
せきれい / 鶺鴒
wagtail

広義には鳥綱スズメ目セキレイ科に属する鳥の総称で、狭義にはそのうちのセキレイ属、イワミセキレイ属の鳥をさす。セキレイ科Motacillidaeにはセキレイ属Motacilla、イワミセキレイ属Dendronanthusのほか、マキバドリモドキ属Tmetothylacus、キムネタヒバリ属Macronyxi、タヒバリ属Anthusなど5属54種がいる。全世界に広く分布し、多くは畑地や開けた草地、疎林や水辺にすみ、おもに昆虫を食べる。全長は約12~22センチメートル、すんなりした体つきで、色はじみなものが多い。
 イワミセキレイ属は1属1種。イワミセキレイD. indicusはウスリー地方、朝鮮半島、中国北部、インド北部などで繁殖し、冬季はインド南部、インドシナ半島、マレーシアなどで普通にみられ、少数はスンダ列島に渡る。日本では比較的少ない夏鳥として本州、九州、琉球(りゅうきゅう)諸島などから記録されており、山陰、九州北部では営巣の記録がある。セキレイ属と異なり、尾羽を左右に振って回転させる習性があり、ヨコフリセキレイともよばれる。
 セキレイ属には10種の鳥がいて、そのほとんどが尾羽を上下に振る習性があるのでイシタタキ(石叩き)ともよばれる。日本でみられるセキレイ属は次のとおりである。
 キセキレイM. cinereaは広くユーラシアの中部一帯で繁殖し、冬季は遠くアフリカ、インド、インドシナ半島、フィリピン、インドネシア、ニューギニア島などにも渡る種である。セグロセキレイM. grandisは日本列島でのみ繁殖する種で、寒冷地のものには冬季に温暖地へ移動するものもいるが、南限は北部琉球諸島までである。ハクセキレイM. albaは南アメリカを除く地球上に広く分布し、12亜種に分類される。日本で記録されているのは、ハクセキレイ、ホオジロハクセキレイ、タイワンハクセキレイの3亜種である。このうち、ハクセキレイは北方に分布するが、その営巣地はしだいに南下し、逆にホオジロハクセキレイは南方に分布するが、営巣地は北上の傾向にある。また、その中間に分布するセグロセキレイを、種のハクセキレイの日本列島型亜種とする学者もいる。ツメナガセキレイM. flavaの分布も広く、中央・南アメリカを除く全世界に分布し、18亜種に分類される。日本にはマミジロツメナガセキレイ、シベリアツメナガセキレイ、キタツメナガセキレイ、キマユツメナガセキレイの4亜種が記録され、キマユツメナガセキレイは北海道で繁殖の例がある。[坂根 干]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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