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セネガル川 セネガルがわSénégal

翻訳|Sénégal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

セネガル川
セネガルがわ
Sénégal

アフリカ大陸西部の川。ギニアのフータジャロン山地にバフィング (黒色) 川として源を発して北東流,マリに入って北西に向きを変え,バコイ (白色) 川と合流してセネガル川となる。ファレメ川を合流後は,モーリタニアとセネガルの国境を形成,セネガルのサンルイで大西洋に注ぐ。全長 1633km。北の砂漠地帯と南のステップとの境界をなす。上流では狭い谷を刻み,急流や滝が続くが,マリのカエスから谷は広くなり,セネガルのダガナ下流では肥沃なデルタを形成。乾季にはポドルまで,雨季にはカエスまで遡航可能。西アフリカ奥地への重要な交通路をなし,かつて西アフリカの植民地化はこのルートを通じて行われた。灌漑,水力発電に利用するため,マリ,セネガル,モーリタニア3国によるセネガル川流域開発機構が設けられている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

セネガル川
せねがるがわ
Sngal

アフリカ西部の大河。ギニア中部のフータ・ジャロン山地に発するバフィン川などが、マリ西部を経て、マリ、セネガル、モーリタニア国境付近で合流し、セネガル川とよばれるようになる。以後セネガル、モーリタニア両国国境を北西ないし西に流れ、セネガル北西端のサン・ルイ付近で大西洋に注ぐ。全長約1500キロメートル。その下流部約900キロメートルほどは、半乾燥地帯の中に細長い農業地帯をつくり、ミレットやトウモロコシが栽培されている。最下流部のデルタは、近代的灌漑(かんがい)設備のある米作地帯となっている。河口付近には海岸線に並行して砂嘴(さし)の発達が著しいため、河口はしばしば閉塞(へいそく)され、現在の河口は1850年当時より25キロメートルも南に移っている。そのためサン・ルイ港の機能は著しく低下したが、河港としての機能はなお存続し、275キロメートル上流のポドルとの間は一年中、また8月から10月までの増水季にはさらに660キロメートル上流のマリ領ケーズまで航行できる。[田村俊和]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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