コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ソメイヨシノ

百科事典マイペディアの解説

ソメイヨシノ

バラ科の落葉高木で,公園木,街路樹などとして多く植えられるサクラ。若枝,葉,花序,萼などに腺質の開出軟毛があり,ヒガンザクラオオシマザクラの雑種と判定される。
→関連項目サクラ(桜)ヤマザクラ

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ソメイヨシノ

江戸時代、今の東京都豊島区あたりにあった染井村の植木職人がつくったとされる桜の品種。起源には諸説あるが、エドヒガンとオオシマザクラの原種を交雑させたというのが定説になっている。60年とされる寿命も、環境が良好で適切に管理すればさらに延びるという指摘もある。

(2010-03-17 朝日新聞 夕刊 1社会)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ソメイヨシノ
そめいよしの / 染井吉野
[学]Prunus × yedoensis Matsum.

バラ科の落葉高木。オオシマザクラとエドヒガンの雑種で、明治初年に東京・染井(現在の豊島(としま)区巣鴨(すがも)付近)の植木屋から売り出されたサクラである。初めはヨシノザクラとよんでいたが、奈良県吉野山のヤマザクラと混同されやすいので、藤野寄命(帝室博物館員)によりソメイヨシノと名づけられた。4月の初め、葉の出る前に、径3~3.5センチメートル、淡紅白色の花が開き、各地にもっとも広く植栽され、花見の主体になっている。花弁は広楕円(こうだえん)形で頂部に切れ込みがあり、萼(がく)と柄には細毛が多く、花柱には開出毛がある。葉は互生し、楕円形または広倒卵形、長さ約8センチメートルで先は鋭くとがり、縁(へり)に鋸歯(きょし)があり、裏面と葉柄には細毛がある。果実はまれにつき、5~6月に赤紅色から紫黒色に熟す。ミシマザクラ、アマギヨシノなど近縁の品種もつくられ、北アメリカでソメイヨシノの実生(みしょう)から選出した品種アメリカはアケボノともよばれ、淡紅色の花をつける。[小林義雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

ソメイヨシノの関連情報