ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダーリントン」の意味・わかりやすい解説
ダーリントン
Darlington
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イギリス,イングランド北東部,ダラム州南部にある工業都市。人口10万(1993)。ティーズ川の支流スカーン川に臨み,19世紀以降付近の北東イングランド炭田やクリーブランド鉄山を背景に重工業が発展し,現在も鉄鋼,機関車,橋梁などの工場が集中する。グレート・ノース道路に沿う交通要地で,産業革命までは亜麻・毛織物業の行われる地方市場町であった。1825年に17km東方のストックトンStocktonとの間で世界初の旅客列車が運行を開始してから鉄道交通の中心となり,その第1号機関車はバンク・トップ駅に展示されている。市内のセント・カスバット教会は12世紀の初期イングランド様式で知られ,また北郊のエークリフには軽工業団地を含むニュータウンが建設されている。
執筆者:長谷川 孝治
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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