チベットビルマごは【チベット・ビルマ語派 Tibeto‐Burman】
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
世界大百科事典内のチベット・ビルマ語派の言及
【インド】より
…この系統の言語(ドラビダ語族)には千万人単位の話者人口をもつものが四つあり,全人口の21%を占める。(4)4番目の種族は,チベット・ビルマ方面から入って来た人たちで,彼らのチベット・ビルマ語派系の言語はヒマラヤ山系と東北インド,バングラデシュの山岳・丘陵地帯に分布し,数十万人から1万人弱の少数部族民により話されている(ネワール語,マニプリー語など)。全人口の0.85%。…
【シナ・チベット語族】より
…言葉の実態と歴史がよくわからなかったのが大きな原因となって,この語族の比較研究はなかなか進展しなかったが,最近は種々の報告が公にされ,研究が著しく進んだ。
[分類]
大まかな分類では,東の地域に分布するシナ・タイ語派と西の地域のチベット・ビルマ語派に分けられ,さらに下記のように下位分類される(かっこ内は代表言語)。(1)シナ・タイ語派(a)漢語(中国語)群 北方語系(北京語),呉語系(上海語),湘語系(長沙(チヤンシヤー)語),贛(かん)語系(南昌(ナンチヤン)語),客家(ハツカ)語系(客家語),粤(えつ)語系(広東語),閩南(びんなん)語系(厦門(アモイ)語),閩北語系(福建語)。…
【東南アジア】より
…しかし例えば,今日の採集狩猟民は,旧石器時代の生活様式をそのまま保存してきたのではなく,農耕民が存在することを前提として特殊な発展を遂げた採集狩猟民であるように,共存によって民族間関係の体系が生まれ,また変化していくのである。
[語族,民族の形成と移動]
東南アジア大陸部におけるおもな語族としては,アウストロアジア(南アジア)語族のモン・クメール語派,シナ・チベット語族のチベット・ビルマ語派,カム・タイ語派(タイ諸語),アウストロネシア(南島)語族のインドネシア(ヘスペロネシア)語派がある。 モン・クメール語派はインドのムンダ諸語とともにアウストロアジア語族を形成しており,この語派の言語を話す人々は採集狩猟民(ピー・トン・ルアン,セマン),穀物焼畑耕作民(ラメート族,ワ族など),平地水稲犂耕民(モン族,クメール族,ベトナム人)というように,さまざまな生活様式にわたっている。…
※「チベット・ビルマ語派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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