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ツバメシジミ Everes argiades

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世界大百科事典 第2版の解説

ツバメシジミ【Everes argiades】

鱗翅目シジミチョウ科の昆虫(イラスト)。小型で開張2.3~3.4cm。後翅に短い尾状突起があり,これがツバメの尾を思わせるところからこの名がある。雄の表面は明るい青色であるが,雌では暗褐色の部分が広がり,青色の部分が退化する。ヨーロッパから中国にかけてのユーラシア大陸,日本のほか北アメリカにも分布する。日本では北海道から九州にかけて広く分布し,南限は屋久島。明るい草地にすみ,堤防,草刈地,河原などのほか,牧草地,耕作地周辺の路傍,ときに庭園にも発生する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ツバメシジミ
つばめしじみ / 燕小灰蝶
short-tailed bluebloxworth bluetailed cupid
[学]Everes argiades

昆虫綱鱗翅(りんし)目シジミチョウ科に属するチョウ。ユーラシア大陸に広く分布する種で、日本でも全国各地に普通、吐(とから)列島以南の南西諸島には土着しない。和名は、後ろばねの尾状突起をツバメの尾に見立てて名づけられた。はねの開張25ミリメートル内外。早春より秋まで数回の発生を繰り返し、多化性。路傍、草原、河岸、堤、畑地などの草地にみられ、低く飛び採集は容易、各種の草花で吸蜜(みつ)する。幼虫の食草はメドハギその他のハギ類、クサフジ、エンドウ、シロツメクサ、コマツナギなどのマメ科で、新芽、花蕾(からい)、実などを食べる。
 本種に近似のものにタイワンツバメシジミE. lacturnusがあり、これは四国、九州(種子島(たねがしま)、屋久島(やくしま)を含む)、沖縄本島に産する。本州では和歌山県下にその生息地が知られるのみ。いずれの産地でも発生地は局部的である。幼虫の食草はマメ科のシバハギ。[白水 隆]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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