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デスマン desman

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世界大百科事典 第2版の解説

デスマン【desman】

食虫目モグラ科のうち2種の哺乳類の総称。ヨーロッパにすむ水生のモグラ類。陸生のモグラに似るが,四肢は比較的長く,大きく発達した後足に水かきがある。前足の水かきは小さい。尾は長く,基部に麝香(じやこう)臭を発する臭腺がある。長くチューブ状にのびる鼻はあらゆる方向に曲げることができ,遊泳中にはスノーケルとして働き,先端につく鼻孔は水中では閉じる。目はごく小さく,耳介はない。川岸に長いトンネルを掘って巣とし,水中を泳いで鼻で食物をあさる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デスマン
ですまん
desman

哺乳(ほにゅう)綱食虫目モグラ科のなかで水生適応した2種の動物の総称。ロシア南東部にいるロシアデスマンDesmana moschataは頭胴長18~22センチメートルで、ほぼ同長の尾は全長にわたり上下に扁平(へんぺい)になっている。ピレネー地方にいるピレネーデスマンGalemys pyrenaicusは頭胴長11~14センチメートル、尾長13~16センチメートルで、尾は先端部のみが上下に扁平である。両種とも水生適応のため足は幅広く、水かきがある。吻(ふん)は長く扁平、目は小さく、耳介を欠く。毛は柔らかく、密生する。歯式は

で合計44本。川や湖などの水辺にすみ、巣は土中の水面より高い位置に、出口は水面下につくり、1産1~5子を産む。昆虫、ミミズ、ヒル、貝、小魚などを食べ、日本のカワネズミに似た生活をする。ロシアデスマンの毛皮は良質なため利用される。[阿部 永]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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