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デュボス Dubos, Jean-Baptiste

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デュボス
Dubos, Jean-Baptiste

[生]1670.12. ボーベー
[没]1742.3.23. パリ
フランスの史家,美学者,外交官。主著『詩と絵画についての批判的省察』 Réflexions critique sur la poésie et la peinture (1719) は,芸術を純粋な情念を得ようとする欲求に基づくものとし,ボルテールに影響を与えた。

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百科事典マイペディアの解説

デュボス

米国の科学者微生物学者。フランス生れで,パリの国立農業研究所に学び,後に米国に渡り,ロックフェラー研究所に所属。抗生物質を微生物間の生態学的相互作用という視点からとらえ,感染論などにすぐれた業績を残す。

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世界大百科事典 第2版の解説

デュボス【Jean‐Baptiste,abbé Dubos】

1670‐1742
18世紀フランスの歴史家。ボーベの商人の家に生まれパリに学ぶ。スペイン継承戦争におけるイギリスの利害やバイエルン選帝侯マクシミリアンのマニフェストカンブレー同盟の経過などについて書いた論文が外務大臣ド・トルシー侯爵marquis de Torcy,J.B.Colbertに認められ,ルイ14世没後の摂政時代にヨーロッパ各地に派遣され老練な外交官ぶりを発揮。その報償として生地ボーベの近傍レゾンRezon町のノートル・ダム教会の司祭に任じられた。

デュボス【René Jule Dubos】

1901‐82
フランス生れのアメリカの微生物学者。パリの国立農業研究所に学んだのちアメリカに渡り(1924),ラトガーズ大学でS.A.ワクスマンについて研究後,ロックフェラー研究所に移る(1927)。抗生物質チロトリシンは彼の発見だが(1939),のちにグラミシジンJなどの混合物とわかった。抗生物質を微生物間の生態学的相互作用の観点からとらえて,感染論,環境論の側面で洞察にとむ議論を展開した。1960年ころからは医学と健康概念(《人間と適応》など),人類の活動と自然の調和を説く生態学的文明論(《内なる神》など),科学者の評伝(パスツール,エーブリー)など多数の著作を発表した。

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世界大百科事典内のデュボスの言及

【抗生物質】より

…これにより,微生物が生産する物質のなかには強力な抗菌作用をもつものが存在し,その物質が治療薬になりうるという指導原理が生まれたのである。39年R.J.デュボスは,バチルス菌Bacillus brevisの培養液からグラム陽性細菌の増殖を阻止する物質を結晶として分離し,チロトリシン(のちにグラミシジンとチロシジンの2物質に分けられた)と名づけた。39年からの20年間は抗生物質の黄金時代であり,つぎつぎと新物質が発見された。…

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