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トドロフ Todorov, Stanko Georgiev

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トドロフ
Todorov, Stanko Georgiev

[生]1920.12.10. ペルニク
[没]1996.12.17.
ブルガリアの政治家。 1936年勤労者青年同盟に加入。第2次世界大戦中,軍内部に非合法組織をつくり,反ファシズム運動を行い,43年共産党に入党。 52年農相,58年党書記,59年第一副首相,61年党政治局員,62年コメコン常任代表を経て,71年 T.ジフコフの跡を継ぎ首相となった。 81年人民議会議長に選出,86年再選された。

トドロフ
Todorov, Tzvetan

[生]1939.3.1. ブルガリアソフィア
[没]2017.2.7. フランス,パリ
ブルガリア生まれのフランスの言語学者,批評家。ソフィア大学を卒業後 1963年にフランスに渡り,1966年に博士号を取得。1973年にはフランス国籍を得た。フランス国立科学研究センター CNRS研究員。文芸理論誌『ポエティック』Poétiqueの主幹の一人。主著『文学と意味』Littérature et signification(1967),『幻想文学序説』Introduction à la littérature fantastique(1970),『象徴の諸理論』Théories du symbole(1977)。

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百科事典マイペディアの解説

トドロフ

フランスの批評家。ブルガリアのソフィア生れ。パリでバルトのもとで《小説の記号学》(1975年)を著し,ロシア・フォルマリズムバフチンを紹介し,《象徴の理論》(1977年)などで構造主義記号学に貢献。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トドロフ
とどろふ
Tzvetan Todorov
(1939―2017)

フランスの詩学者、文学理論家。ソフィア(ブルガリア)生まれ。パリ大学文学部(ソルボンヌ)に学び、1966年、第三課程博士(論文指導教授はロラン・バルト)。1968年、国立科学研究センター研究主任。ロシア・フォルマリズムの紹介者として重要な役割を果たす(『文学の理論』1965、『ミハイル・バフチーン――対話の原理』Mikhal Bakhtine, le principe dialogique 1981)。一方、『小説の記号学』(1967)、『デカメロンの文法』Grammaire du Dcamron(1969)、『幻想文学』(1970)、『散文の詩学』Potique de la prose(1971)、『言説のジャンル』Les genres du discours(1978)などによって、物語論(ナラトロジー)の基礎を築き、新しい詩学の確立に努める。1970年以降、文芸理論誌『ポエティック』編集委員。ヤーコブソンの流れをくむ彼の詩学は、文学性(リテラリテ)を追求する内在的な「文学の科学」として規定されるが、『象徴の理論』Thories du symbole(1977)、『象徴性と解釈』Symbolisme et interprtation(1978)、『批評の批評』Critique de la critique(1984)では、諸説を歴史的文脈のなかで検討する対話批評(クリティック・ディアロジック)に向かい、『他者の記号学――アメリカ大陸の征服』La conqute de l'Amrique(1982)では、スペイン人とインディアンの関係を通して「他者」の問題を考察している。ほかに、共著『言語理論小事典』(1972)、J・J・ルソー論『はかない幸福』Frle bonheur(1985)がある。[花輪 光]
『松崎芳隆訳『詩学』(『構造主義』所収・1978・筑摩書房) ▽及川馥訳『他者の記号学――アメリカ大陸の征服』(1986・法政大学出版局) ▽テレンス・ホークス著、池上嘉彦他訳『構造主義と記号論』(1979・紀伊國屋書店)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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