コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

トルエン中毒 トルエンちゅうどくtoluene poisoning

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トルエン中毒
トルエンちゅうどく
toluene poisoning

トルエンはシンナーの主成分で,有機溶剤その他に用いられている。芳香をもつ無色,可燃性の液体で,気道や皮膚を経て体内に吸収される。中枢神経抑制作用があるので,酩酊感や幻覚などが現れる。高濃度の中毒では,麻酔作用,粘膜刺激作用がみられる。慢性中毒では,疲労感,めまい,頭痛,不眠,食欲不振,吐き気,精神不安定などが出現する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トルエン中毒
とるえんちゅうどく

トルエンによる中毒。トルエンは代表的な有機溶剤の一つで、ラッカー、シンナー、接着剤の主成分として広く用いられている。高濃度のトルエン蒸気を吸入すると、中枢神経の抑制による麻酔作用が現れる。繰り返して暴露すると、疲労感、頭痛、めまい、不眠、精神不安定、食欲不振、吐き気などの症状がみられる。また、シンナー遊びのような薬物依存性が生じる。労働衛生上の許容濃度は100ppmである。[重田定義]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

トルエン中毒の関連キーワード薬物乱用による心の病気(薬物依存)有機溶剤中毒シンナー中毒トルエン

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android