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トレーシー Tracy, Spencer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トレーシー
Tracy, Spencer

[生]1900.4.5. ウィスコンシン,ミルウォーキー
[没]1967.6.10. カリフォルニア,ビバリーヒルズ
アメリカ合衆国の映画・舞台俳優。フルネーム Spencer Bonaventure Tracy。1922年にニューヨークへ行き,同年ブロードウェーの舞台でデビュー。1930年死刑囚を演じた"The Last Mile"で高い評価を受け,ジョン・フォード監督の映画『河上の別荘』Up the River(1930)に起用された。『我は海の子』Captains Courageous (1937) ,『少年の町』Boys Town (1938) で 2年連続してアカデミー賞主演男優賞受賞。ほかの出演作品に『激怒』Fury (1936) ,『花嫁の父』Father of the Bride (1950) ,『老人と海』THE OLD MAN AND THE SEA (1958) などがある。女優のキャサリン・ヘップバーンとは公私にわたるパートナーとして知られ,9作品で共演した。

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世界大百科事典 第2版の解説

トレーシー【Spencer Tracy】

1900‐67
アメリカの映画俳優。ハリウッドでもっとも芸域の広い名優として尊敬された。ウィスコンシン州ミルウォーキー生れ。初め聖職者を志したが,学生芝居で主役を演じてから俳優を志し,ハリウッドのトップスターの一人となった。1935年にMGMへ移ってから芸域の広さを示す作品に恵まれ,とくにビクター・フレミング監督の《我は海の子》(1937)とノーマン・タウログ監督の《少年の町》(1938)でアカデミー賞の歴史で最初にして唯一の2年連続アカデミー主演男優賞の受賞者となり,その後も《桑港》(1936),《花嫁の父》(1950),《日本人の勲章》(1955),《老人と海》(1958),《ニュールンベルグ裁判》(1961),《招かれざる客》(1967)でノミネートされた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トレーシー
とれーしー
Spencer Tracy
(1900―1967)

アメリカの映画俳優。4月5日、ウィスコンシン州ミルウォーキーに生まれる。アメリカ演劇アカデミーに学んでブロードウェーの舞台に立ち、1930年にハリウッドへ招かれ、性格的な映画演技に専念した。牧師や主人公の親友など男性的で強固な意志をもつ役を得意とし、中年以後はキャサリン・ヘップバーンと組んだ都会喜劇が評判をよんだ。『我は海の子』(1937)、『少年の町』(1938)と連続してアカデミー主演男優賞を獲得。ほかの代表作に『大草原』(1947)、『老人と海』(1958)、『招かれざる客』(1967)など。[日野康一]

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世界大百科事典内のトレーシーの言及

【ヘプバーン】より

… しかし,MGMに移って,ブロードウェーの舞台でも主役を演じた《フィラデルフィア物語》(1940)がヒットし,ニューヨーク映画批評家協会の女優賞を受賞。《女性No.1》(1942)でスペンサー・トレーシーと初めて共演,トレーシーとはその後9本の映画に共演して,ハリウッド屈指のコンビといわれた。ブロードウェーやロンドンで舞台に意欲を示しながら《アフリカの女王》(ジョン・ヒューストン監督,1951),《旅情》(デビット・リーン監督,1955),《去年の夏突然に》(ジョセフ・マンキーウィッツ監督,1959)などの優れた作品を選んで映画に出演し,《夜への長い旅路》(1962)ではカンヌ映画祭の女優賞を受賞した。…

※「トレーシー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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