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トールン(独竜)族 トールンぞくDulong; Tulung

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トールン(独竜)族
トールンぞく
Dulong; Tulung

中国,雲南省北西部,ミャンマーとの国境近くの貢山の山岳地帯に居住する少数民族。人口約 8490 (1990) 。言語は,シナ=チベット語族に属し,隣住するヌー (怒) 族とは基本的に疎通できる。文字はもたないが,かつては刻木,結縄などで意思伝達をしていた。清代の文献には,「きゅう人」「きゅう子」と記述されている。唐・宋代には,南詔国および大理国に属し,元・明・清代にはナシ (納西) 族の土侯の統治下にあった。高山地帯に住むため,農業の生産性は低く,かつては焼畑トウモロコシ,ヒエ,ソバなどを耕作し,狩猟採集漁労などにも依存していた。社会の基本単位は父系血縁組織で,族長を中心に山林,狩猟・漁労地,祭祀場などを共有する。宗教は自然崇拝が中心で,巫師により天神,地神などへの祭祀がとり行われる。

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百科事典マイペディアの解説

トールン(独竜)族【トールンぞく】

中国,雲南省北西部の貢山トールン族ヌー族自治県(1956年成立)の独竜河の峡谷地帯に主に居住する民族。〈トールン〉は自称で,言語はチベット・ビルマ語系。1964年の国勢調査で中国少数民族として公認。

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