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ドミノ理論 ドミノりろんdomino theory

翻訳|domino theory

5件 の用語解説(ドミノ理論の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ドミノ理論
ドミノりろん
domino theory

将棋倒し理論」ともいう。ある地域において戦略的に重要な1国が共産主義化すれば,隣接諸国がドミノ倒しのように連続的に共産主義化することになるという考え方。 1954年アメリカの D.アイゼンハワー大統領が南ベトナムゴ・ジン・ジェム政権への経済援助を正当化する際に初めて用いた。

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デジタル大辞泉の解説

ドミノ‐りろん【ドミノ理論】

一国が共産化すると、これに隣接する諸国がドミノ倒しのように次々と共産化していくという理論。1950年代に主張され、米国の共産主義勢力拡大阻止政策の理論的根拠とされた。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

ドミノ理論【ドミノりろん】

ドミノの牌(パイ)が将棋倒しになるように,ある地域の共産主義化が次々に隣接地域に及んでいくという考え方。冷戦構造拡大化にともない,米国のベトナム内戦(ベトナム戦争)への介入を正当化する理論として,1960年代に米国軍部や政治家によって唱えられた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

ドミノりろん【ドミノ理論】

一国が共産主義化すると、ドミノ倒しのように近隣諸国が次々に共産主義化するという主張。冷戦時代にアメリカが共産主義勢力の拡大を阻止するために唱えた。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ドミノ理論
どみのりろん
domino theory

アメリカにおいて、共産主義の勢力拡大に関して唱えられた理論。ドミノの駒(こま)(ボーン)を一列に立てて並べ、最初の駒を押すと次々に全部の駒が倒れていく、いわゆる将棋倒し現象が起こる。このことになぞらえたものである。具体的には、1954年春、フランスがインドシナでベトミン(ベトナム独立同盟)に敗退しつつあったとき、アメリカの外交指導者たちが、ベトナムで共産軍が勝利を収めればインドシナ全域が共産主義化し、やがて東南アジア全体が共産主義の脅威にさらされるとして唱え出したものである。アメリカが54年7月に成立したジュネーブ協定を無視して南ベトナムのゴ・ジン・ジエム政権を軍事的に支え、やがてベトナム戦争に大々的に介入していく際に、それを正当化するために用いられたのがこの理論であった。[木村修三]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のドミノ理論の言及

【冷戦】より

…〈冷戦〉は第三世界にも拡大していった。ことにアメリカは第三世界のナショナリズムに理解を示すよりも〈冷戦〉を重視し(典型例はインドシナの敗北はフィリピンから日本の崩壊につながるという〈ドミノ理論〉である),〈反米〉政権の転覆(1953年イラン,54年グアテマラ),〈親米〉政権への援助(南ベトナム,韓国,台湾等),反共軍事同盟の形成(1954年SEATO(シアトー),55年米台相互援助条約,55年アメリカは参加しないもののその影響下にあったバグダード条約)という政策を展開していった。第三世界ではアメリカとソ連の対立に加え,アメリカと中国の対立も顕著となった。…

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