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ドルーズ派 どるーずは

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知恵蔵2015の解説

ドルーズ派

シーア派に源を持ち、エジプトファーティマ朝の第6代カリフハーキムを神とする秘教的宗派。シリアレバノンイスラエルに広がっている。イスラエルでは他のアラブと異なる待遇を受け、兵役に就き、自治、裁判権も認められている。

(高橋和夫 放送大学助教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

ドルーズ‐は【ドルーズ派】

Druse, Druze》イスラム教シーア派から派生した一派。レバノン・シリア・イスラエルの山岳地方に数十万人の信徒がいる。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
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百科事典マイペディアの解説

ドルーズ派【ドルーズは】

イスラム教シーア派の分派イスマーイール派から分かれて11世紀にシリアで成立した宗派。ファーティマ朝カリフのハーキムを神格化する。レバノン南部とそれに隣接するシリア,イスラエルの一部に約90万人の信徒がいる。
→関連項目ゴラン高原レバノンレバノン[山脈]

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世界大百科事典 第2版の解説

ドルーズは【ドルーズ派 Durūz】

シリア(シャーム)でイスマーイール派から派生した一宗派。11世紀初め,ファーティマ朝カリフ,ハーキムを神格化することにより成立した。イラン出身でカイロに来たハムザḤamza b.‘Alī(生没年不詳)が教義体系の組織者とされる。この教義はエジプトでは受け入れられず,同じくカイロにいたダラジーDarazī(生没年不詳)によりシリア山間部に伝えられたとされ,呼称もこれに由来する。 コーランの内面的意味を強調するバーティンの教義に基づいてハーキムを神の最終的体現であるとして〈我らの主〉と呼び,その死を認めず,〈隠れ(ガイバ)〉からの再現を期待する。

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大辞林 第三版の解説

ドルーズは【ドルーズ派】

イスラム教の宗派の一。十二イマーム派から派生したイスマーイール派から分派。信徒はレバノン・シリア・イスラエルなどに居住。

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世界大百科事典内のドルーズ派の言及

【イスマーイール派】より

…精緻な宗教哲学体系で知られる同派に理論的根拠を与えたのは,10世紀に活躍したイフワーン・アッサファーであった。ファーティマ朝第6代カリフ,ハーキムは自らを神格化する新たな宗派をつくり,この派は初期指導者ダラジーの名にちなんでドルーズ派と呼ばれ,その信徒は現在,シリア,レバノン,イスラエルに数十万いる。同朝第8代カリフ,ムスタンシルの死後,後継イマームをめぐって同派は大きく分裂した。…

【シリア】より

… こうして,〈聖地とキリスト教徒(巡礼)の保護〉の名目で,〈東方問題〉がシリアの事情をいっそう複雑にする。たとえば,レバノンでシハーブShiḥāb家はドルーズ派から改宗してマロン派キリスト教徒になっており,15世紀以来ローマと関係をもつ同派本山の威光と財力とでレバノン山岳部の統一を果たし,たび重なる農民蜂起もフランス軍の力で鎮圧する。一連の農民蜂起の種はアッカー(アッコ)の知事ジャッザールが内陸シリアの実権を握り過酷な収奪を続けたことに起因する。…

【レバノン】より

…そればかりか,資源的・経済的にも自給力があったし,自衛することも可能であったから,山間部の住民は自治を維持することがどの権力の下でもできた。17~18世紀には,ドルーズ派のマーンMa‘n家の勢力がシリアの内陸やパレスティナに及ぶこともあったし,山のレバノンは政治的統合に向けて動きはじめていた。 19世紀の前半に,一時エジプトのムハンマド・アリー朝の支配を受けたが,その頃になると新しい転機が熟する。…

※「ドルーズ派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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