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ナフチルアミン naphthylamine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ナフチルアミン
naphthylamine

化学式 C10H7NH2 。α-ナフチルアミンとβ-ナフチルアミンの2種がある。α体は融点 50℃,亜硝酸の発色定量試薬として用いられる。β体は融点 113℃。いずれのナフチルアミンも発癌性があるといわれる。α体,β体ともに染料中間体として重要である。

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百科事典マイペディアの解説

ナフチルアミン

ナフタレンの第一アミン。化学式はC1(/0)H7NH2。α‐,β‐の2異性体がある。α‐(または1−)ナフチルアミンは融点49.2〜49.3℃,沸点299.4〜299.7℃。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ナフチルアミン
なふちるあみん
naphthylamine

芳香族アミンの一つ。ナフタレンアミノ基-NH2置換体。アミノナフタレン、ナフタレンアミンなどともいう。アミノ基の位置により2種の異性体がある。
(1)1-ナフチルアミン α(アルファ)-ナフチルアミンともいう。無色の結晶。空気にさらすと赤紫色に変化する。1-ニトロナフタレンを鉄と塩酸で還元して合成する。水にはほとんど溶けないが、エタノール(エチルアルコール)、エーテルにはよく溶ける。染料の原料として利用されている。発癌(はつがん)性物質である。
(2)2-ナフチルアミン β(ベータ)-ナフチルアミンともいう。融点110.1~110.2℃、沸点306.1℃。無色の結晶。空気中では紫赤色に変化する。2-ナフトールにアンモニアと亜硫酸アンモニウムを加圧下、加熱して反応させると得られる(ブッヘラー反応)。水蒸気蒸留を受け、冷水にはほとんど溶けないが、熱水には溶ける。エタノール、エーテルにもよく溶ける。染料の合成に利用される。発癌性物質である。[務台 潔]

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